本日も晴天。徒歩で指圧に行く前に市民図書で本の入れ替え。そして、時間が余りそうなので、治療院に比較的近い地区センターで、新たに図書貸し出しカードを作ってもらう事にした。したら、結構時間がかかるのね〜。
 私は何事も拙速を旨として、とっととやって、余った時間にどっと寝てる、本を片手にゴロゴロしてるってな怠け者なので、丁寧だが遅いというのはタイプが違う。「すいません、遅刻できないから帰りに寄ります」と言って治療院に向かって急いだら、グキッとふくらはぎがこむら返り状態になって、痛いったら。急がば回れでしたな。結局、足を引きずりながら到着(ま、前の人の治療が若干長引き時間にはセーフだったけど)。

 で、帰りに寄った地区センの図書コーナーで、誰かが辰巳渚さんの捨てる系の比較的新刊を手に取って「ううっ、私が見たかったのに」とバーゲンセールで隣の人がより良い一品物をゲットしたときに味わう気持ちをじっつに久しぶりに味わった(何せ、バーゲンセールっていうものとは滅多に遭遇しない。セールは利用しても、あの隣の人を突き飛ばさんばかりの熱気あふれるものは出産後一度も利用してないかも?)。

 借りたのが、新聞の広告やら生協のチラシで時々紹介される「新良妻賢母のすすめ」他。

 「新良妻賢母のすすめ」はこの本に書いてあることを実践したら、新婚時代以上の甘い夫婦関係になったとか、まぁ、いい事三昧のコピーが書いてあるわけです。ですが、この本に書いてあることは、反フェミニズムでありまして、男は男らしく、女は女らしくというもろ保守系の内容なのです。聖書の引用も多いので、ちょいと検索掛けたら、モルモン教の教本的に使われってな事が書いてあるサイトもヒットしましたが、確かに・・・日本のある種の宗教的色彩を帯びた団体と主張が非常に似ています。

 そういや、二年位前に「女性は一歩下がるという本来の特性を生かして」ってな事を地元紙に投稿していた私より年下の女性がいて「ん、これ何か宗教関係者かしらん?」と時代に即さない発言に驚いたことがあるんだけど、(彼女の発言に対してはその後穏やかな語り口ではあるが反論の投稿が何通かあった)、そっか〜、こういう教えを実践してると、ああいう考え方になるんだと納得。

 男性的な女性はいけない。女性は可愛らしく、自己主張なんぞしちゃいけないし、財布の紐も握ってはいけない。夫を立てて、間違ったことを言って家計経済が破綻するという失敗があっても、失敗させればよいのです(そりゃ、あんまりにも極端な場合は反論してよいらしいが、それも言葉を選んでって事)・・・うんたらかんたら。

 パラッと見て、、子どもの頃テレビで見た「アニーよ銃を取れ」の映画を見て、すっごく嫌な気持ちになった事を思い出した。母は懐かしの名画だからと楽しんでいたみたいだけど・・・。ネイティブアメリカンの酋長率いるサーカス団(だったかな?)で射撃の名手として活躍するアニー。最後の場面で、恋い慕う男性のために、本当は腕前は彼女の方が上なのに、彼が面白くない顔をしているのを見咎めた酋長にウィンクされて、わざとミスをするのね。「ミス!」と酋長が大声でハズレをカウントすると、彼がにんまりして・・・アニーのミス数が彼を上回り、2人はめでたく結ばれてって内容だったんだけど、小学校5年位だった私には、ものすご〜く不愉快な内容だった訳。男の狭量さに実力ある女性が合わせてやらないと、男は女に愛情を感じないのか、このケチってね。

 そんな風に言葉には出せなかったけれど、当時、親から「女の子だから」「下の子なんだから」と言われてやたらと押さえつけられていただけに、ムカムカしたね。ミュージカル仕立ては楽しかったのに、最後のあの場面で帳消しだと思った。

 でね、話が長くなったけど、新良妻賢母のすすめで書いてあることは、まさにアニーみたいにミスして、男性の沽券を守れ!って事なんだよね。あくまでも女性が下手に出ることで、男性は女性を愛おしいと思うものなんだから、まぁ、試して御覧なさいと。今日の夜、医療に関する公開討論番組の生放送に出ていた番組の常連、遥洋子さんだったら、ぶち切れそうな内容だよ。

 私も、ある種の宗教団体とか、この手の本で言ってることは、例えばモラルの向上なんて面では良いこと言ってると思うし、内容的にも一面正しいというか、多くの男性の本音なんだとは思う。しかし、この考えに従っている限り、女性は能力を発揮できず、いつまでも二流市民でしかいられないと思うのだよ。何も考えずに、書いてあることを自然体で実践出来てりゃ・・・人生違うよな〜と思うけれど、その時にはこんなサイト作ってないよな(笑)。

 この本に書いてある基準から言ったら、まさに私は男性からは愛されない人間なんだわさ。そして実際に愛されてないと思うし(涙)&(笑)。でもさ、ぶりぶりぶちぶち言うこんなヤツを面白がってくれる人も少しはいる訳だし、みんながみんな、良妻賢母ばっかりでは清い世の中にはなるかも知れないけれど、つまらんでしょうが。こういう不器用な生き方しか出来ない人間もアリだよ。ねっ!

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