確か、ある「幸運を呼び寄せる系」の本をパラッと読んだら、忙しいと口にしない事と書いてありました。
 なるほど〜。周囲を見回すと、本当に忙しい人が「忙しい」と言ってるのを聞いた事はあまりありません。忙しい、忙しいと言っている人に限って、その言葉に乗じて何かをやらない口実にしてる感じです。(→ぢぶんも^^;)

 でも、忙しいって人付き合いにおいては便利な言葉だなと思っています。

 気の進まないお付き合いのお断りの言葉として使えますし(その場合、何で忙しいかあまり言及しない事が肝心ですが、もしもつつかれたら、いくつか理由を用意しておいたほうがいいですね)、言われた側も、自分が嫌われているのではない、相手が忙しいのなら仕方ないと納得できてしまいます。

 何回も忙しいを繰り返せば、次第に誘われなくなる訳でして、使い方を気をつけないといけない面もありますが・・・

 一番「忙しい」という言葉が有効だなと思うのは、大変な状況の人を助けてあげたいけれど、ある一定以上は背負いきれない時でしょうか。

 人は一度、二度は感謝しますが、段々に惰性で「当然」と思うようになりがち。忙しくない人なら、もっとやってくれてもと思われてしまったり、無理と思ってもらえず気安く頼まれたりで、こちらも段々ストレスがたまりますが、「忙しい」という言葉で自分の状況を相手に全部見えないようにしておいたら、出来る範囲内での援助でも感謝してもらえますし、こちらも無理しないで済むでしょう。(いっぱい助けて貰えると期待させてしまって、実態は全然違うというのが、相手にとっては一番惨酷だと思うんです)

 ただ、PTAのお役決めの場面なんかでありがちな事ですが、やろうと思えばやれる状態なのに、忙しいで逃げの一手というのはいただけないですね。出来る範囲を申告した上で引き受けられるものは引き受けた方が、結局はお得だと思います・・・とはPTA活動を通しても友人・知人が増えた者の弁です。

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