お友達から昨年のうちにお声を掛けていただいて歌舞伎に行って来ましたっ!
 若い頃、片岡孝夫(今の仁左衛門ね)を好きな友達に誘われて何回か新橋演舞場で観賞していましたけど、国立劇場は初めて。

 お正月らしい繭玉飾りや大凧など、やっぱりいいな〜、和の華やかさという感じでしたね。

 出し物は実に100何十年ぶりという「梅初春五十三驛」で主役は化け猫から女形、立役まで実に多くの役を演じ分けた尾上菊五郎。息子さんの尾上菊之介は準主役級。

 何しろ通し狂言で休憩が入るものの4時間を越える大作なので、見る側もかなり体力がいったものの、途中今の風俗を入れて、子役(女の子もいたそうな)に猫のパラパラを躍らせたり、宙づりがあったり、若手の女形によるアクロバティックな演技があったり、飽きさせないように色々な構成になっているし、最後から2番目の幕の御殿山の桜の場面は目も彩な美しさだった。

 テレビも映画もなかった時代、歌舞伎って、本当にものすごい娯楽だったんだろうなぁと思う。

 お友達のお友達のお勤め先の優待とかで、いい席で割安で大変に助かりました。お陰で、幕の内弁当を初めて食べることも出来たし・・・

 かつて私が見ていた頃の重鎮の孫、子どもの世代が襲名している時の流れを感じつつも、いや〜、こいつぁ春から楽しかったぞいなぁぁぁぁぁ。(女形の声で言ってるとご想像ください(笑))


 ところで、帰りのロビーで、冨司純子さんが出口付近でお客様にご挨拶されていましたよ。とても細い、きれいな方ですが、バックアップにいらしたので、芸能人オーラはあまり放出されないようにしているようでした。

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