今日はのんびり曜日で、市民図書で「チーム・バチスタの栄光」を書いた現役医師作家さんの最新作なぞ借りてきました。
 ところで、今朝のNHKの「小さな旅」はいつもと少し傾向が違い、トーキョーミッドナイトと銘打ち、東京の深夜に縁の下の力持ちを務める青年たちを紹介していました。

 最初に羽田空港の滑走路の足元で目印になっている照明の保守点検の青年。3時間の間に丁寧な仕事をしてまだ薄暗いうちの一番機を無事迎える時、やりがいを感じるという彼は、すっごくいい顔をしていました。海外へ行く時は夜の出発が多く、そういう時は足元の丸いランプが旅への序章のようで、何ともいえない気持を味わっていたものですが、それには彼のような人たちが地道に支えてくれていたのですね。

 次に新宿の駅前の幹線道路の橋梁架け替えを7年間に渡って行っているとび職の青年。今回初めて現場監督を任されたという彼は、父無き後、家計を支えるために上京したという苦労人。でも、地道に大事な仕事をこなし、暖かい家庭も持ち、本当にいい顔をしていました。

 そして私も見学で行ったことのある大井埠頭のガントリークレーンの運転士を目指す青年。ガントリークレーンは本当に巨大で埠頭で働く人たちの憧れなんだそうです。見学した時には、巨大なクレーンがすっとコンテナを吊り上げて見た目にはスイスイと移動していましたが、技術は勿論、ある種のセンスも必要な職業だとか。

 いずれの仕事も今の日本にはなくてはならないけれど、脚光を浴びる事は少ない地道な仕事です。が、いつも思う事だけれど、書類のやり取りやら、ボタン一つで巨万の金を動かす仕事は私から見たら虚業。彼らのやっているような仕事こそ本当の実業だと思うのです。

 同年代でくすぶってる、瞳の輝かない青年を見ることが多いだけに、誇りと目標を持って仕事をする彼らのいい顔はすごく印象的だったし、いい顔の出来る仕事が、もっと沢山あって欲しいと思いました。


 で、今度は夜になって「インドの驚異」という番組を見ました。カースト制など色々な問題を抱える国ではありますが、建国の父と呼ばれたネルーの先見の明が今実り始めており、貧しい中、頭脳立国を目指して教育を行ってきた成果が着々と見えてきており、特にIT産業界ではインドの頭脳は無くてはならないものとなっているとの事。

 算数好きな子どもたちを育てる環境がある一方で、貧しくて学校へ通うチャンスすらない子供たちも大勢いる。そんな中で飛び切り優秀な一人が、いわば故郷に錦を飾りたいと日本で言う予備校の超選抜クラスで頑張っている姿なども紹介していました。

 かつての日本でもこういう青年は大勢いたのだと思いますが、紹介された青年たちの目はこれまたキラキラ輝いていました。勉強できるというのが、インドでは「仕方なくやってやる」とか、単なる金儲けのためにではないのですね。「みなも幸せになるため」だからこその瞳の輝きなのだろうなぁと想像。

 というわけで趣向は全く違う二つの番組でありますが、色々と考えさせられましたよ。

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