2007April22伊藤さんマドレーヌ
 南関東は先週末の「暑いぞ」「夏みたい」の状態から一転して「冬だ!」となって、昨日はもわ〜っとした、しかしかなり強い南風が吹いておりましたが、今日はピュ〜〜〜と嵐風の風音が聞こえます。
 が、そんなのお構いなく(それがコンクリートで出来た集合住宅の良さですが)の〜んびり読書にいそしんでおりました。

 日本ファンタジーノベル大賞受賞作の「僕僕先生」
を読んでいたのだ。舞台が中国という事では、ちょっと同賞の第一回受賞作、酒見賢一の 「後宮小説」
と似ていないこともないし、主人公の男女の間柄の距離感もちょっと似ているかな。

 ただ、物語の全体の運びや結末の雰囲気は大分違った感じですな。(言うとネタバレだから言えない)

 この日本ファンタジーノベル大賞は私が気に入ってしまった「金春屋ゴメス」
など、なかなか面白い本が多いのだ。

 ファンタジーなんて現実逃避で嫌いだという人もいるようだけど、私の場合、現実が下手な小説より厳しかったりすることもあるので、安っぽいお涙頂戴とか、作りモノめいたリアルさよりは、いっその事ポ〜ンと飛んでいるファンタジーの方が寓愉的に人間の本質を突いてるぞ、というリアリティを感じたりするのよね。

 だから、トールキンの指輪でも、ルイスのナルニア国物語でも、私にとってはリアルだったのだけど・・・特に「指輪物語」は学生時代、毎日1冊つり革にぶらさがりながらも読んで、挙句視力を大幅に落とした程、手放せないリアルさを感じてゾクゾクしたわ。でも、商業的な意図で映像化されちゃうと「ん、違う」ってところはある。

 ってな感じで、のんびりした1日でございます。そうそう、クロワッサンの「昔ながらの暮らしの知恵」
もパラパラ見て、実践は出来ないんだけど、いいな〜と思って見たりする訳です。

 昨日届いたフェアトレードショップ・ベルダのカタログなんかも並べて、あ〜、こういうのんびりした午後はいいんだなぁ〜と思うわけでして、そこに友達からの差し入れのバラのマドレーヌなんてあると、もぉ幸せ♪

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