亡くなった母は雨女だったからと先週父は言っていたが、見事にピーカンの晴れとなった。
 父を実家に迎えに行って、法事が始まる30分前に菩提寺着というのは、実のところ、かなり厳しいなぁと思われた。何故かといえば、実家に向かうのは順調だったが、反対側車線は梅雨の合間の晴れの間に行楽と思しき車や、産業用自動車でのろのろ運転だったから。おまけに随所で事故の交通情報は入ってくるし・・・

 とにかく鎌倉へ出来るだけ早く到着する方法、ということで、高速を使いまくり、下りた後はジモピー御用達の裏道を走ったところ・・・・父が酔ってしまって焦った。

 が、何とか10時40分くらいにはお供えの花も買った上で滑り込みセーフで到着できたのは母の功徳かも?と思った。

 少人数で、しかも殆どが高齢のお客様な上、招くこちら側が来月99歳になる超高齢者と、よたよたの父なもので、お客様より身内を優先しなくちゃいけない体たらくで、おまけに私の連絡ミスのような落ち度もあったのだけれど、何とか無事に法要・会食が済んでホッとした。

 今日は案外気が利き、おじちゃんに言われるとさっと手伝う二男と、本家のおじさま夫妻を駅まで送ったりした夫がすごく点数を上げたのが一番良かったかな。

 和尚様の読経中、祖母がハンカチで目じりをぬぐうのが可哀相だったな。私は雑事やらなにやらで頭が吹っ飛んでいるし、やはり12年の歳月を経ると、親は自分より先に死ぬものだと達観できる部分があるのだが、87歳にもなってたった一人の娘に先立たれたというのは、本当に悲しくて忘れがたいつらい出来事だったのだろうなぁと・・・。

 でも、それでも9日から11日まで下関に滞在し、また今日八ヶ岳から鎌倉まで移動する(そりゃ、兄や介助をしてくれている人たちの労が大きいのがあるけれど)パワーが残ってるのが並みではないなと思った。

 何はともあれ、ひとつの区切りがついて、皆ホッとしたと思う。

人気blogランキングへ