誰だね、昨日の日記に調べ物して印刷するんだなんて書いていた奴は・・・

 ネット接続をしたのは午後の9時。今更印刷なんて面倒だ(うちの印刷機は普段はシルバニア柄のダンボール箱に眠っていて、電気代と紙の節約のために安易に印刷できないようになってるのです(笑))。
 昨日の日記に書いた事で確実に実行したことって言ったら市民図書へ行ったことだけ。「鹿男あをによし」を返して、代わりに借りてきたのが「マングローブ」と「夏の庭」。

 私は実家の父がぱらっと目を通すと毎月のようにくれる「文藝春秋」とたま〜に行く義父母宅で読む「サンデー毎日」「AERA」以外、自腹を切って雑誌を買うということは殆どないし、昨今はネットバンキングか郵貯しか利用しないし、美容院も激安に行くから、「マングローブ」の事は全然知りませんでしたが・・・げげっ、本当なの?と思いつつ読んだ。

 いや〜、むか〜しですけど、JRがまだ国鉄と呼ばれていた頃(もっと古いヒトは省線と呼びます(笑))、順法闘争とか言っちゃって、電車の車体にべたべたきったないビラを貼ったり、ペンキ書きをしてるのを見て、その「闘争」の知的水準がとんでもなく低いのでは?と疑ったものだけど、その後、JRとなった後にはそのべたべたをやった動労より更にひどいことになって、革マル派が牛耳ってるですって。

 革命マルクス何とかって、むか〜し、団塊の世代の皆さんエイジが主体で学生紛争盛んなりし頃によく耳にした過激派の一派で、なにやらおっかない集団ってイメージでしたけど。(何せ、過激派ときたら凄惨な身内リンチをして、世間をぞっとさせました。でも、今にして思えば、やくざの内部抗争に近いもので、昨今の何の関係もない人たち、特に子どもを殺める事件より、まだしもマシと言えるかも知れません)

 とまれ、私の中では「死語辞典」に載っていたその団体が、未だにしっかり生きていて、このノンフィクションの中で紹介されているがごとく、稚拙と言うほどアナーキーな振る舞いに及んでいるとは・・・しかも、サービス向上をうたうJR東日本の上層部が革マル派が牛耳る労働組合にに頭が上がらない状態で、それ以外の労働組合に属する職員がえらい冷遇されているそうなんです。時には安全性さえ脅かすほどの振る舞いに及んでも・・・という訳で、紹介されているエピソードや証言を読むと、ぞっとします。(だって、ワタシャ、どうしてもJR東日本を利用せざるを得ないもん。)

 そういえば、この数年、JRを利用しようとすると、3〜5回に1回はダイヤの乱れに遭遇するので「?????」でしたけれど、勿論、多発する人身事故の影響もあるものの、この本に書かれている事も関係しているのかもと思われます。

・・・って怪談以上にぞっとする本を読んだ後に読んだ「夏の庭」は随分前に出された本ですが、未だに市民図書は持っていてくれていて良かった〜(あまり読者がいないと適宜リサイクル本に出されてしまうのです)。

 おじいさんをめぐる3人の少年達の夏の日の物語。映画は見てないけど、怖いもの見たさで冒険が始まるスタンドバイミーっぽい感じかもと思うけれど、戦争の事や、日本の情緒など、色々なものを交えて、いい感じの作品でした。

 で、女の子の友情ものって割と二人一組だけど、何故か男の子の場合3人一組が多いみたいね、なんて思ったりもしました。(ずズッコケ3人組のイメージが強いかな?)

 食べて、読んで、ゴロゴロ寝て・・・とうとうこんな時間になっちゃいました。明日は明日の風が吹く!さ(笑)。

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