昨日、市民図書で見つけて、どうしようかと迷ったのだが、新刊本はひとり1冊というルールが出来ているので、先ずは面白そうな「ちんぷかん」を優先し、昨日読んじゃって、今日取り替えたのが「暴走老人」。

 このタイトルを見た瞬間、自分が道交法違反でチャリに乗って歩道を走ってるくせに、前に行く人に「どこ見て歩いてるんだ!」と怒鳴りつけるクソジジィやら、研修等で、頑として自説を譲らないジイ様やら、色々な困ったチャンずが頭に浮かび、昨日は図書委員さんと話が弾んでしまった位である。

 しかし、読んでみると、想像した「暴走するジジィが悪い」というような内容ではなく、時代の流れが速すぎてついていけない、携帯での予約等により待たされないが当たり前になっている中で待たされる苦痛等が増幅し・・・という訳で、主に弊害が中高年に強く出ているからという事らしい。

 著者はこれまでも「家」という器に家庭の空洞を見る本を書いてきた藤原智美さん。暴走老人の出現は彼らが精神的に寄る辺がない、地域社会の崩壊という問題を抱えており、それは既に若年層にも響いているのだが、ただ、若年層は機械物等への順応が良いから問題が表面化していないだけ、という事のようだ。

 最初は「困ったジジィども」という自分とは全く縁のない存在を考えていたのだが、読んでいるうちに「やがて自分も突き当たる道」(困ったババァになるのだ、いえ、もうなりかけ?)と思い始めた。何かそくそくと寒い気分になる。

 んなことにならないように、近所の皆さんとは楽しくやっているのだ。ちょいと調味料や卵がないという時に借り貸し(あげたり、だけどね)したり、冠婚葬祭用の服の貸し借りとか、到来モノ、使い切れないモノの裾分けやら、物々交換やら。そして、時々嬉しいレジャーなんかも。

 暴走老人が「男性」を主に想定して書かれているのは、男性は地域への根っこが浅いからなんだろうね。うちにも予備軍を抱えているんだよな。やばっ!

 男性は既得権を得て、家に帰ればご飯も出来てて、洗濯物は勝手に箪笥に入っていて、食って、風呂入って、寝て・・って楽チンしてるともいえるし、逆に毎日痛勤地獄を味わっていて気の毒ともいえるし、まぁ、それぞれの状況は色々でしょうけれど、ご近所ヒアリングをする限り、概して仕事や会社に逃げている傾向は強いようだ。(うちの近所はサラリーマン家庭ばっかりだもんで)

 しんどいな〜と思わず、一歩踏み出して、例えば先週もうまうまと同居人が逃げた沿道美化みたいな時は顔を出すべきだと思うし、地域の行事とか、近所付き合いも奥さん任せにしておくべきじゃないと思うよ。

 後で来る、痛いしっぺ返し・・ってのを語っている本でもあったよ。^^;

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