本日の昼食は頂き物の稲庭うどんを乾麺から茹でて、ありものうどんにしたのです。で、上にポンと卵を落としてお月見だ〜い!
 生卵を食べることはそうしょっちゅうありませんが、つるりと口の中に入ってくる黄身のコクって結構好きです。今でこそしませんが、子どもの頃の我家では、な、なんと生卵に砂糖醤油味をつけて、パンをちぎって浸して食べていましたね〜。誰の発案だったのか・・・母亡き後、父は耳が遠いし、祖母は記憶がぶっ飛んでるので、確かめることも出来ませんが。

 そんな調子だったので、アメリカに行った時に「ジャパニーズクッキング♪」とステイ先のご家庭のたいそうきれいな台所ですき焼きを見よう見真似で作った(何せ、アメリカのレシピには坂本九さんの歌の影響かSUKIYAKIがちゃんと載っていましたし、ミルウォーキーにキッコーマンの工場があるとかで、ちゃんとソイソースも売っていました)後が問題でした。

 私と同行の友人が器に卵を割り入れると、そこのお宅のお嬢さん方が「う〜っ!」と顔をしかめたのです。ママさんは恐る恐る「試してみるわ」とおっしゃいまして・・・なんじゃらほいといまひとつ分からないままでしたが、とにかくお嬢さん方はSUKIYAKIに生卵という取り合わせには手を出しませんでした。

 理由が分かったのは、映画「ロッキー」を見て。皆が笑った場面ですが、ロッキーのトレーニングの激しさを物語る場面で、コップに生卵を確か立て続けに3つ割り入れて飲み込む(今で言うとプロティンの代わりでしょうね)というのがあったのです。あああ、アメリカ人にとって、生卵を飲み込むってのは、尋常ではない、恐るべき事態なんだと、その時初めて合点がいきました。

 それを私の視点で他のものに例えると・・・へぼやイナゴでしょうか。

 多分、子どもの頃から常食をしていたら「おいしい♪」と何の抵抗もなく食べていたと思うのですが、成人してからでは「えっ、虫を食べるの」という思いがどうしてもあり、食わず嫌いだろうなぁと思いつつ、手が出ません。

 八ヶ岳は甲斐小泉駅そばで「へぼ養殖中」というような看板を見たとき、てっきりキノコや山野草の希少種だとばかり思っていたのですが、実は、蜂の事なんだと知ってび〜っくりしたんです。現地では珍味として珍重されているらしいですね。多分、イナゴ同様、かりっと滋味に富んでいるのでしょう。

 ネットのお友達がイナゴの佃煮作りを子どもさんと楽しんだという話を書いていらして、いいなぁ〜と読んでいて和んだのですが、でも、どうしても「食べて見たいな」とは思えませんでした。
 
 恐るべし習慣! アメリカ人にとって、生卵を飲む私は、私にとってへぼやイナゴの佃煮を楽しめる人を見るような異文化だったのでしょう。同じ国内ですら異文化がいくつもあるのですから、増してやアメリカと日本では相当感覚が違うところも、これだけアメリカナイズされてもまだまだあるはずだろうなと思います。(^_^)

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