子どもの頃、楽しみになのは夏でした。夏が終ると言うと、クシュンとした気分になり、しもやけが出来る冬、校長先生のなが〜い朝礼の話の間、痛む足を地面にずるずるこすりつけて、教室では担任から「授業中は手袋は駄目」と言われ、本当に辛い日々でした。(その頃、ストーブはコークスを使い、コークスを運ぶ当番をめぐってはトラブルもあった)

 八ヶ岳に転校したら、11月末でしたが、地面は既に霜で真っ白。地面に吹き寄せられている落葉松の落ち葉はまるで砂糖衣のように霜が取り巻いて、オレンジピールみたいでした。勿論、速攻でしもやけが出ました。
 高校を卒業し、首都圏での暮らしを始めると、不思議なことにしもやけはどこへ?状態が続きました。あまりの寒暖の差と、ドアガラスが割れるほどの超満員列車をはじめとして、建物等、暖房が整った環境で過ごす時間が長かったからでしょうね。

 しかし、何年か前くらいからしもやけが足に復活しました。どうやら断熱性が良いと思っていた我家も、コンクリート直打ちのカーペットからジワジワ冷気が伝わっていたらしいです。それと、多分、体質も冷え性が勝ったのでしょうね。

 それでも、昨今の過剰なまでの暑さを楽しめなくなりました。ちょこっとしもやけくらい出来ても良いよ。寒い方は出かける時に高性能な繊維で作られた衣類をまとえば、なんともなるし、大体、昔と比べて霜なんて殆ど下りてやしない。(昔の東京や横浜の霜は、今の八ヶ岳の霜くらいではないかと・・・)

 対して夏の暑さは室内では冷房でコントロール出来ても、一般人の場合、衣類でコントロールは不可能です。去年ブレークした芸人の誰かさんみたいな格好をして街を行くのは・・・紫外線のリスクを考えると危険すぎますし(苦笑)。

 なまじ建物内を快適にしておくと、屋外に出た時のギャップが酷くて参ります。

 実は、「冬がいいよ」と人生で初めて思っている自分を発見してビックリしているのです。今までは酷暑自体はともかくとして、夏に向かい寒さが緩んでいく感じが好きと思っていたし、秋風が吹くと寂しいなと思っていたのですが・・・

 どうやら日照時間さえそこそこの長さであってくれたら、今の私は冬の気温でいいらしいのです。

 そうなるにあたっては、勿論、断熱など建築技術や化学繊維の進化以外にエネルギー消費量が多くなって、暖房、家事にふんだんなお湯を使えたり、というのもあり、そういう事も力を貸した地球温暖化が大きいでしょうし、自分自身の暑さに対する耐性が落ちたという事実もあり、手放しでは喜べないのですが・・・。

 とはいえ、今までとは違う自分を見る事が出来て、面白がってもいるのです。

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