今日は午後から雨。外から土のにおいが漂って来ます。

 連休前に大暴落した株価。アメリカで株価が跳ね上がったこともあり、連休明けの本日は日本でも9000円台に戻しているようです。

 連休前のライブドアのホームに載っている人気ブログを見て気になったのですが、株の暴落関係の掲示板投稿を抜き出したブログで「主婦が株をやり始めたらオワリ」とか「たかが主婦のくせに」調の書き込みがとても多かったこと。

 私の周囲を見ていると、主婦、主婦と世間ではバカにされているけれど(そう、専業主婦、不良債権論をぶったどっかの経済評論家さんも、自分の親の介護で不良債権のはずだった妻には頭が上がらなくなったようですな。^^;)、すごい底力があると感じる事が多いんです。

 一方、そういう主婦を褒め称える言葉に「すご〜い、主婦じゃないみたい」「スーパー主婦だね」って・・・

 褒めるにせよ、けなすにせよ、あんたら、主婦をなめるのもいいかげんにしろよ!と言いたくなる発言がわんさと出て来ます。

 そういっちゃ何ですが、主婦=劣った生き物、社会のゴミ、たかがの存在としか思えない人たちって、ご自身の親御さんやご親戚、周囲の人に恵まれてないのとちゃいまっか?
 家にいた時は私のやることなすことにケチをつけていた長男ですが、この夏帰ってきた時に申しました。

 「あんたは偉い。毎日同じ時間に起きて、家の中の事ちゃんとやってる」って。「んなの、この近所の人は当たり前にやってるよ」と言うと「そんな事ない」と申します。自分ひとりの口とは言っても、毎日定期的に煮炊き、洗濯、整理整頓をして、汚部屋やゴミ屋敷に近い状態にはならずに暮らしていくってのは、結構大変だと遅まきながら察したのでしょうけれど、どっかで何かを見たか、聞いた可能性もありますね。


 たかが主婦のくせにと言ってる人に言いたいですわ。その誰かさんが、毎日栄養バランスの取れた食事を用意してくれたり、衣類や家庭内の清潔をそこそこ保ってくれて、家計が回るようにしている事実をて〜んで軽チンに見ていませんか?って。

 自分でやったら、かなり大変。だからこそ、男性は得てして(最近ではオヤジ化した女性までもが)「働いているんだ」と仕事にかこつけて、家事や育児から逃げる訳ですよ。ま、そこで頑張れば、楽しさも出て来ますし、家族の中での存在感も増しますが・・・逃げたオヤジどもの成れの果ての姿は、皆さん、よ〜くご存知でしょうが(苦笑)。

 あるいは、本当に・・・病気や障害があるとか、働いているなどの理由もなく、家の中の事を何もしないだらしない人しか知らないのでしょうか? だとしたら、誠にお気の毒です。が、世の中、そういう人ばかりではない、むしろそういう人は例外だと思って、軽々な言葉は発さないほうが身のためと思います(あまり好きな言い回しではありませんが、いわゆる「お里が知れて」しまいますから)。

 対象が主婦にかぎらず、人のことを「たかが」呼ばわりする人で、今までの人生で、尊敬に値する人、お付き合い願いたいような人を見た記憶がありません。たかがと人を貶めて言うしかない人は、自身が「たかが」の存在でコンプレックスの裏返しで、誰かを自分より低めてしまわないと気が済まないのではないかと思っています。

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