今日は友人といっしょに上野の国立博物館の平成館に展示された皇室の名宝展に行きました。本日初日ですが、雨なので、混まないだろうと決行!

 先ず最初に腹ごしらえ。11時半に、上野駅に程近い西洋美術館にあるカフェすいれんで、かにクリームコロッケのセット(飲み物はないのです)をいただきました。薄味でなかなか美味。世界遺産登録をめざすル・コルビュジエ建築の中庭の眺めがとてもいい感じです。

すいれんのランチ

 ちょっとゆっくりしてから国立博物館に向かったのですが「あ、すごい行列、あれ何?」と心配したら・・・どうやら失業中の方たちへの炊き出しだったらしいのです。

 1470円のランチを食べているわが身の暢気さに比して、雨の日の公園に集まっている方たち。何だか申し訳ない気分になりました。

 去年の秋、大琳派展で行った平成館。そのときには既にテレビ等で報道されているし、同時期にフェルメール展があった事もあって、若干とはいえ並んだのですが、今回はすんなり入れました。美術展って、ひょっとして、テレビや新聞等で書き立てる前の初日に近いほうが穴場かも知れませんね〜。

 第一期と第二期とあり、それぞれをバラバラに当日券で入館すると1300円ずつですが、昨日までローソンロッピで2枚一組が2千円だったので、それをゲットしました。つまり、また来るぞ!であります。
 第二期は正倉院展のお引越しみたいな状態になるようですが(厳密なところは存じませんが、時期からしてそうなのかなぁ〜と想像しているだけ)、一期は安土桃山時代から現代に至るまでの名画や名工の数々。

 目玉となっていたのは伊藤若冲。京都本を読んでいてちょうど出ていた「相国寺が皇室お買い上げで、廃仏毀釈後のお寺の滅亡から救われた若冲の作品」でした。たくさんの作品が掛け軸に仕上げてありました。

 若冲、昨今大ブームですが・・・いっときは価値が全然見出されず、海外に流れ出てしまった・・・という理由がその濃密な画を見ていて、納得しました。

 琳派のように、空白を生かしたデザイン力のスッキリさを好む日本的なセンスに対して、若冲の画面いっぱいに描いた画は、緻密であるだけに、かなりくどいのです。今の感覚ではパワーが感じられ、すごい!と人気を呼ぶのも分かるのですが、恐らく江戸末期頃の洗練、粋な感覚を好んだ時代にあっては、野暮天だったのではないでしょうか。

 特に鶏が大好きだったようで、鶏冠の色やボリューム感などお見事。お魚やタコを描いた絵にはユーモアも感じられました。

 友人が「これがいい」と酒井抱一の12ヶ月の掛け軸をさしましたが、同感。抱一のあっさりと描いた花鳥、空間の配置などは、和食的な優しさがあるのです。若冲の絵は創作料理なんですね〜。中にはウィリアムモリスの花柄を思わせるような絵もありました。

 他には蒔絵や七宝、牙彫、沈金、螺鈿、等々、様々な作品があり、堪能しました。

 喉渇いたね〜で、友人お勧めの国際子ども図書館(こちらもなんとも立派な建物)のカフェでケーキセット。冷凍系のケーキなだけに、お値段が550円とお手ごろなのが嬉しいのでした。眺めも結構良いし、ちょっと奥まっている分、あまり混まないのでいいですよ〜。

こども図書館のケーキセット

 なお、国際子ども図書館の手前に限られた曜日だけ無料で公開してくれる黒田清輝の記念館、黒田記念館があるのでした(今日はダメ)。友人いわく、なかなか良かったとか。

 芸大の染色科の学生さんの屋外展示作品を見ながら帰りました。

芸大学生の屋外展示

芸大学生の屋外展示2

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