昨晩は長男と北海道系居酒屋で楽しく過ごし、泊めてもらいました。

 ホテルと思ったら、サイテ〜規格ですが(シーツもないソファーベッドで、よくぞアレルギーが出なかったもんです(笑))、案外とよく眠れました。

 これから検定試験を受けなくちゃという長男と反対方向に別れ、私はJR東海の「そうだ、京都へ行こう」のキャンペーン寺となっている泉涌寺に行く事にしました。

 泉涌寺に行きたかった理由は、このキャンペーン以前に読んだ本に紹介されていた本堂の美しさ。

2009年10月25日泉湧寺本堂

 駅から坂道で若干アクセスが悪いことが幸いし、とても静かなお寺です。皇室と縁が深く(天皇陵や皇族の陵がある)、御寺と呼ばれるお寺だけあって、現世利益を求める人々が好むようなきらきらしいところや庶民的な雑多さがないのです。

 いわば現皇族の皆様がとても良い素材を丁寧に仕立てた服を召されてはいるけれど、これみよがしではないのと通じるものがあります。

 秋なので、菊花展をしていて、静かな境内の中で、そこだけ上品な華やかさでした。

2009年10月24日泉湧寺菊花展
 なるべく早く帰途につこうかと思ったのですが、泉涌寺の別院の看板に引かれ、奥の方にある雲龍院というところにお参りする事にしました。

 いや〜、このお寺、とても素敵です。仏様のお住まいに対して穴場などという言い方は甚だ不謹慎とは思いますが、静かなこと、そして、お庭の緑が美しいこと。

 お寺にお仕えする方たちが丁寧に慈しまれているなぁとよく分かる磨きこまれた美しさがありました。

2009年10月25日雲龍院哲学の窓


 哲学の窓と呼ばれる円窓から見るお庭も美しく、置かれた柿の一枝がとっても素敵(な、なんと我が家にあるのと同じ丸盆をお使いでした)。また、干し柿を吊るしている一画も見られ、走り大黒の像を安置した台所まで見せてくださる、親しみの感じられるお寺で、また伺いたいなぁと思いました。

 紅葉の時期、たいそう混み合う近隣の紅葉の名所、東福寺に伺うより、雲龍院のお庭を拝見したいなぁと・・・東福寺さんには叱られてしまうかも知れませんが・・・。

 思い残すことなく京都駅に向かい、空腹を満たしたのは、八条口の側にあるニュートーキョーの店「くらま」。こちらの具沢山汁膳というのが大正解。780円とお手ごろ価格ですが、味付けもよく、天ぷらなぞもカリッとしていたし、お汁もたっぷり。駅ビルと言うことであまり期待せずに入ったのですが、思いがけず美味しかったです。

2009年10月25日具だくさん汁膳 in 八条口

 どうやら、人通りの多い烏丸口より、八条口が狙い目ですね〜。

 そして、最後にもうひとつおススメを・・・これは烏丸口に向かった二階にある観光案内所でいただける地図(無料です!)なんですが、とても見やすくて、私にとっては欠かせない地図です。有名地域を網羅してあるし、特に市中心部などは通りの名前もきちんと書かれているので、この地図1枚あれば、よほどの方向音痴でない限り、迷子になる可能性がかなり低くなるかと思いますよ。(^_-)

2009年10月25日まち歩きマップ


 かくして、充実、楽しい京の旅は終りまして・・・・また現実に立ち戻って参りました。(^_^) 明日からも元気に参ります!!

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