生鮮品や消耗品の場合、買ってから「失敗した!」と思っても、せいぜい「あの品物はもう買わない」とか「あの店はもう利用しない」という感じで済みますし、自動車や家などの高価な買い物、それに家電などの耐久消費財については、アフターサービスの有無が気になり、そこまで考えて購入先を決めますよね。

 でも、どちらにも属さないけれど、そこそこ長く使いたい品物、例えば、○○REXのようにお高い訳じゃない時計の類、修理してはき続けたい靴など、ついつい価格の安さで選び勝ち。で、じっつは失敗しました!

 昨秋、二男が海外研修に行くという時に「腕時計が欲しい」と言うので、使い捨てはイヤだし、さりとて、万円単位のものは、うっかり紛失したらもったいないで、大型スーパーの中に入っていた2店舗で見比べて、価格が安いほうで買ったのです。

 が、が、が・・・何と、この店、買ってから1ヶ月経たないうちに「閉店セール」をはじめました。買った時に「3年保証がつきます。電池については最初の1回は無償交換しますよ」と言われて喜んでいたのですが、その安心感も生活圏にある店だと思っての事。交通費をかけて出かけなくちゃいけないと知っていたら、もうひとつのスーパー系列の店、つまり潰れそうもないほうで買っていたと思います。

 その思いがすこぶる切実になったのは年末に帰宅した二男が「いらない」とその腕時計を放り出したから。携帯で見るからいいやというのが表向き。どうやらデジタル表示は生きているものの、アナログ表示が動かないというのが本当のところのようです。取り扱い説明書を見て動かそうとしたのにダメ。故障だぁ〜。

 こんな時に、本来ならば買った店に持参し、直ぐに解決してもらえる筈が・・・・^_^;
 
 詐欺じゃんと言いたい思いでしたね。閉店までずっと同じ店員さんがいたので、単なるバイトではなく、恐らく閉店予定を知っていたはずなのに、教えてくれないなんて酷い!(というのを、その会社の本部向けのアンケートで回答しましたが、なしのつぶてです。商品にアンケートを同梱して意見を求めながら、クレームを放置して平気なところは、二度と利用しようとは思いませんね〜 (>_<))

 昨今の経済情勢ですから、いつ何時、これと似たような状況にならないとも限らない店も結構ありそうです。また、そういう店に限って、在庫を減らすべく、せっせと安売りしていたりもします。となると、極端な話、売り逃げという事もある訳でして、アフターサービスは望めないか、あるとしても、交通費や送料を自弁の上、受けなくてはいけないといことになります。

 我が家の時計のケースのように、事実を隠して、相手をぬか喜びさせるような事を言って販売するのは、商売人としてあるまじき振る舞いだと思いますが(多分、店員さん個人の方針ではなくて、その会社の方針なんでしょうけれど)、背に腹は変えられないで、そういう姿勢で行く組織もある事でしょう。

 単に価格だけで見てはいけないなぁ〜と反省しました。これからは、この手の商品を買う時にはお店に聞いてしまうかも?「まさか、すぐ撤退しないよね」。そしてYESと言われたら、一筆取ってしまおうかしら・・・と思わされた出来事でした。

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