今日もさぶいっ!

近所の友人の坊ちゃんが4月からのお勤めに備えて(羨ましいぞ、ちゃんと就職先が決まって!)一人暮しを始める事になりました。

で、ネット接続やパソコン購入について聞かれたの。

「大規模家電店なぞで、○○に加入するとパソコン値引きってなのがあるから、その中で有利なのを選ぶと良いかもね」とチラリと言ってはおいたのですが・・・

今日、母上からの要請でお宅に伺って一時帰宅の坊ちゃまと話しました。
既にパソコンを2万円の値引き付きで買ったそうです。

で、その値引きと引き換えに加入を求められてるのが某社の光ファイバーのセット(プロバイダ付き)なんだけど、ぶっちゃけ高い!

だって、坊ちゃんは携帯を使っていて電話を掛ける必要がないのに、電話も使うコースにさせられている。しかも2年契約自動更新などなど、大手とは言え、いえ、大手だからでしょうかねぇ、メッチャセコイ条件が付いている。(当然、その時期を外して解約したら違約金がほぼ1万円!)

やめなさい! 2万円なんて返して自分で探しなさいと言いたかったけれど、坊ちゃんは既にそのコースで契約したい意向が強い。

んだったら、この際、良いところを見てみましょう。例えば複数メアド取得可能、あんまり使わないだろうけど、ご家族の携帯から彼の家電に掛けるのは無料になる(べっつに携帯同士で無料なんだけどね)。速度はお安いADSLよりは速いだろうし、サポートもお安いところ系よりは親切にしてくれる筈だ・・・

要は坊ちゃまは背中を押して欲しいようなのでした。月額6000円弱、払っても良いの?と言うと、良いとの事。正直、これって安くは無いよ、安いのは他にあるよと言っても構わぬとの事。

んじゃ、ぐちゃぐちゃケチをつけて幸先悪いスタートになるよりは、スッパリとご転居までそれで行っていただくか〜と思いました。

すごいジレンマを感じましたね。自分の息子だったらば「このバカッタレぇ、こんな条件飲めるかぁ」といえますが(そして設定してやりに押しかけますが)、よそ様の大切な坊ちゃまです。正論なら良いって訳ではありません。


ジレンマを感じつつ、うぐぐぐと思ったのは、昨日、市民図書で借りて、半ば放り出しそうなこの本の中に書いてあった事が頭に引っ掛かっているというのもあります。



何だって、正論だろうと、その場にそぐわないことは言ってはいかんと書いてあります。

読んでいるうちに冷や汗が出て来そうでした。都合の悪い事を目にするとそうなるように、気分いまいちで目が回りそうです。だって、まるで私の事を言われてるみたいなんだもん。

若い頃、会議の席でおじさま方が言えないでいる正論をズバッと言ってしまっていた私でした。年配の穏やかおじさまは「甲斐さんのおっしゃることは正論ですなぁ」なんておっしゃいましたけど、ありゃ、空気読めてないって意味だったんだよな〜。その頃は平均年齢を押し下げていた私だったので「いいじゃん、おじさまたちが言いたくても言えない事を代弁してあげてんだよ」という気持だったんですが・・・・今から思うと大汗ものですな〜。

加藤さんの本、最後まで読めるか怪しいです。「君って人間は全く非社会的だねぇ」と随所で言われてるような気がします。

社会的な人間であるためには、ここでグッと我慢して節約を優先してぐちゃぐちゃ言うよりは、友人の坊ちゃまの気分を壊さない方が大切なんです!!!

・・・と心に言い聞かせています。




ぶっちゃけ、甲斐小泉、ある方たちには問題外の扱いを受けているようであります。多分、率直というか、KYというか、かなりな本音トークをしちゃうところが、体面や格式の大切な方々から見ると、問題外の宇宙人なんだろうと思います。「お金もったいない」「ワタシャケチだもん」と平気で言えるなんて、なんちゅ〜品性下劣なと思う人がいても不思議はありません。

でもさ〜、それを面白がってくれたり、便利がってくれる人、あるいは部分的にいけすかないと思いながら我慢してくれてる人がいるからいいや・・・と開き直るしかありませんな。(^^ゞ