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3連休が終わろうとしています。

お彼岸というのに、お墓参りもしていませんね〜。また、八ヶ岳も行かなかった。前の週は大雪だったというし、土曜日突風、日曜黄砂という状態では、出なくて正解だったということにしておきます。

もっぱら読書とテレビ関係と、おうちの子状態でした。




そこそこ読んだけれど、印象的だったのはこの本。
戦争が一番激しい頃を、上級生から理不尽にいじめられびくびくした小学生時代を過ごしたという著者が、戦争がいかに人を変えてしまうか、おろかなことがまかり通ってしまうか、そういうことには二度となってほしくないと願いながら書いているのが伝わってきました。

で、この本を読んで、今までそうだろうなぁとは思ったけれど、やっぱりねと納得出来たのは、著者より更に年上で、戦中には既に成人し(所帯も持っていた)軍隊という場にいた義父の言動が、ず〜っと戦争の尾を引きずっているという事。

義父は兵站の部署だったために前線に出なくて済んで、かなり幸運だったようですが、それでも、古参兵に殴られ(その古参兵が星の数が増えると、急に卑屈になったとも言っていました)、根性、気合、辛抱などなど、軍国調の中で生き延びた訳で、逆に言うと、われわれから見たら旧弊、不合理な教えを血肉としなくては正気を保ってはおられなかった筈で、だからこその、オレ様であり、根性論なんだろうなぁ〜と思います。

戦後教育で、特に家父長制等、不公平なこと・モノに対し、もっとも反発が大きかった時代、日教組が強かった時代に公立学校で教育を受けた私と、義父とでは、水と油な部分があるのももっともです(自分の方が100%正しいとは思っていませんが)。

この本を読んで、救いになるのは、そういう非常に酷い条件だったからこそ、戦後の子どもたちは知りたい、見たい、と向学心に燃えたという事。もっともそれは最初から満ち足りた今の子ども達の向学心、自立心の薄さの裏返しとも言えるのですが・・・

横浜は未だ米軍関係施設が残るところで(この数年ほどで大分返還されましたが)、特に著者の生まれ育った本牧はみなとみらいの開発などが進む前には、米軍施設だらけといった土地柄でしたから、なおの事、他地域の子どもより戦禍について、広島、長崎、沖縄とは相当違うとは思いますが、考えざるを得なかったと思います。

悲惨な体験を淡々と書いて読ませてくれるのは、たくましく現実的な母上という支えがしっかりしていたというのも大きいのだろうなぁと思いますが、とにかく面白い本でした。