そろそろ当地の桜はおしまいでしょうか。氷雨です。朝から時間が経つほど冷えて、花冷えです。

2010年4月7日大田川桜 この桜は大岡川というシネマ・ジャック&ベティに行く手前の川の縁を彩っているもの。

ここ数年で横浜名物の桜のひとつとなりました。

大岡川沿いにかなりの長さを彩っているので、この時期だけ花を愛でる遊覧船が出るようです。

シネマ・ベティで大ヒットしたという台湾映画「海角(かいかく)七号」を見て来ました。

敗戦で日本へ引き上げる高校教師が別れた台湾の少女(ただし、植民地化の人として日本語名を名乗っている)に手紙を書き読み上げているというシーンと、 若者が街を去っていってしまう台湾最南端の恒春半島の現在をうまく組み合わせて、ユーモアたっぷりの明るさと、ほろっと来るせつなさをうまく混ぜて作られた作 品です。

歌手の中孝介さんの歌声が好きだし、台湾も好きになった、という私の趣味で付き合ってもらったのですが、何の予備知識もなかった友人ですが「これは面白かった」と喜んでくれました。

スマートになり過ぎた日本人にはない台湾人のハチャメチャパワーと豊かな人情味が描かれていて笑える一方、出されなかった手紙を巡るせつなさもあり、単なる娯楽作を越えたハートがありました。

ふだんはネットの情報だけで満足しちゃう私ですが、久しぶりにパンフレットも買ってじっくり読みました。ワンパターンになりがちな、数少ない台湾の有名俳優ではなくフレッシュな人たちをという事で、現代に生きる日本女性とも子を演じた田中千絵さんも、台北で夢破れ、故郷でふて腐れているロッカーを演じたファン・イーチェンもバリバリの売れっ子ではないとの事です(が、この映画が大ヒットした後は売れっ子でしょうね)。

海辺のリゾートやバイクで移動するときに見える風景もきれいでしたし、色々な背景を抱えた老若男女の姿が良かったですね〜。

めっちゃ明るい懲りない客家のセールスマンや、こにくたらしい小学生とどっか投げやりなお母さん、スラムダンクかよと変な髪形を突っ込まれるカエルと自称する男、妻に逃げられてしまったので気が立っている交通警察官の青年とその父親、月琴が国宝級の腕前なのにステージに立てないという目立ちたがりの老人、そして、そもそも、彼らに中孝介のショーの前座のための寄せ集めバンドという出会いの場を提供する事になった、田舎臭くて強引な(サングラスをかけてでっぷりと歩く姿は、南国版どっかの将軍様って感じです)市議会議長などなど、ユニークな面々が登場して楽しませてくれました。

台湾の良さを存分に感じさせてくれる映画で、また行ってみたくなってしまったのでした。(^_^)