お友だちの株主優待消化にお付き合いさせていただきまして、もうひとりの友人と3人で、銀座で映画鑑賞。

昨年、黒柳徹子さんの演劇鑑賞をした同じビルの中でしたので、一番遠いのに一番先に到着(こういう時は何故か近い人ほどゆっくり到着するものですよね(笑))。

ドン・ジョバンニはサブタイトルに天才劇作家とモーツァルトの出会いとあります。

ストーリーを滅茶苦茶簡単に言ってしまうと、日本風に言ったら破戒坊主であるところの元聖職者のダ・ポンテがモーツァルトと出会い(実在の稀代のプレーボーイとして有名なカサノヴァが師匠で、彼がかのサリエリ先生への推薦状を書いたので、ダ・ポンテはウィーンに行ったという事になっております)、傑作オペラ「ドン・ジョバンニ」の創造を共にするという運びです。

ここに師匠顔負けの女たらしのダ・ポンテの恋愛遍歴と、劇中では悔い改めることになるドン・ジョバンニとをだぶらせて、モーツァルトを鼓舞し、自分も悔い改め、真実の愛を手にします。

薄命のモーツァルトとは違って、長生きをしたというのが事実だそうです。


モーツァルトはトム・ファルスが演じた「アマデウス」のモーツァルト同様、けらけらと軽い、憎めない天才で、愛に彷徨うポンテとは対照的に妻のコンスタンツェ一筋。

この映画でのサリエリはさほど重要な役ではないだけに、毒の感じられない、そつなく仕事をこなしたいけれど、才能がいまいち(そりゃ、大天才と同時期に生きたのがお気の毒なもんで)の善良だけど、器がいまいちなタイプとお見受けしました。

一方、ポンテはカトリックの聖職者となっても、棄教させられたユダヤ教のシンボルである星を密かに隠し持つような反骨精神があり、無理矢理によりどころを奪われたことに対する反骨が、破戒に走らせたのかも?と思わされます。

カサノヴァは放蕩の師匠で、愛に目覚めるポンテの行く手を邪魔さえするのですが、それはもしかして、自身が実際は酷く孤独だったからかも?

ポンテの愛人となった歌手は、吹き替えかなぁと思ったら、サイトを見ると、本当のオペラ歌手なんですね。

ポンテが一目ぼれしながら、わが身を省みて、その父親に対し「生涯守れない」と逃げ出した美女アンネッタは、幼い日、神父の図書で見たダンテの「神曲」のベアトリーチェのイラストそっくりという事になっております。

重厚な背景に、劇中劇の場面は今風の技術も取り入れて、美しい映像でありました。

主役の俳優さんが(ダ・ポンテ役)、私には松潤と塚本高史を足して2で割ったみたいに見えました(笑)。

衣裳や背景など、西洋の時代劇は、日本のそれと違って、文化が連綿と続いている(建物が残っていたり、衣裳も、日本人が着物を捨てて洋服に走ったのと比べたら、滅茶苦茶ものすご〜く変わったというほどではない?)から、気持ち悪いのはより気持ち悪いぞと友人の弁。

私も日本の時代劇は、どうしても、かつらであるのがバレバレになる(特に襟足からはみ出る毛で)傾向があるのと比べ、西洋の時代劇はそういう粗が出ないよね〜なんて思いながら見ました。(むか〜しのテレビ時代劇を見ていると、電線が入っちゃったり、タイヤの跡がついていたり、間違い探しみたいで結構面白かったけど、最近はリアルになりましたね〜)

いい映画に誘ってくれた友人に感謝!

勿論、その後は女3人かしましくランチを楽しんだのでした。ヽ(^o^)丿

解散後、初めてカタログハウスの店の移転後の東京店に行ってみましたぞ(たためる帽子が色褪せちゃって、いかに私でもちとびんぼ〜くささの度が過ぎたのでお出掛け用に買い増しです)。