あいにくのお天気となりましたが、今日は近所の友人とのお約束で博物館で仏像を鑑賞。申し訳ないですが、拝観というよりは鑑賞となってしまうのが、ハコモノでの神様、仏様。

神奈川県立金沢文庫80年 特別展
仏像のみかた
平成22年9月2日(木)〜11月23日(火・祝)

 

って事で、仏像のみかたが分かるのかと期待していたのですが・・・・

こじんまりした博物館です。展示が終る頃には「ん、どこにみかたが書いてあるんだぁ?」とツッコんでいました。そのタイトルだから、何かしらノウハウのようなものがあるかと期待していたのです(笑)。

確かに、説明文はあったのですが、かつて読んだ「仏像のひみつ」みたいな図入りで、懇切丁寧な、○○でも分かるレベルを期待していたのです。



なもので、視覚的なものに訴える部分の無い説明だけというのは、ちょっと寂しかったですね〜。

しかし、西の正倉院、東の金沢文庫と言うそうですが(ってのは、東側の人間が言うのであって、こと、文化的なものについてはご存知の通り、日本の西側の方がダントツですね)、武士に権力を牛耳られようが、それなりの権威を保ちながら存続した皇室管轄の正倉院ですら、いっときは権力者によって香木を削られたりしたのですから、ましてや滅び去った鎌倉幕府執権の北条氏管轄の寺院から、色々なものを抜き取るのはたやすかったでしょう。

昨年の大河ドラマによれば義の人であったはずの上杉謙信の軍も、金沢文庫を荒らしちゃったなんて、常設の年表は書いてございましたが、随分、簒奪されたりしたはずですが、それでも、まだいくつかの国宝と結構な数の重文があるってのは、正倉院御物と比べると、それぞれがかなり地味だったからでそしょうかねぇ〜。

昨日は娯楽、今日はアカデミックな日でした。友人が車を出してくれたので、雨の中ラクチン♪でした。

ランチは金沢文庫内の福祉系ショップにて。障がいのある方たちが一生懸命、気持ちよくサービスしてくれるアトホームなコーナーでした。