今日のライブドアのお題はたまたま濡れ衣を着せられた事があるかという話題。

ありますよ、ありますよ。結構日常的に。プチ濡れ衣で、冤罪と言ったような大きな濡れ衣ではありませんが・・・・。


で、何故濡れ衣と本日の日記のタイトルが関係あるかと言いますと・・・


いい人に思われたい人ってのが、存外相手に濡れ衣を着せるんではないかと思ったから。
いい人に思われたい人ってのは、物事が順調に行っている間は、かなり穏やかで寛容そうに見えます。

が、いったん自分が悪い人にされてしまいそうな場面や、物事の調子が悪くなった途端に、切れたり、イヤミを言ったり・・・多くの場合、人のせいにする、つまりプチ濡れ衣を着せることが多いのではないかと、長年の経験から思います。

自然体で、自分が他人からどう見られるか構わない人ってのは、誰かから自分のやり方を注意されたり、叱られたりしても「あ、すみません」「気付きませんでした」という感じで、割と後を引かずやり過ごせるようですが、いい人に思われたい、というか自分で自分を「いい人」と信じ込んでいる人に限って、何かあると、私のせいではない、自分以外のナニモノかのせいなのだ、従って自分が悪くないという論法に持って行こうとして、責任をなすりつけたり、非を素直に認めず、頑として謝らない、譲らない、言い返す、逆切れすると言った困ったちゃん状態に陥り勝ちなのではないでしょうか?

これを外でやると嫌われるとわかっている「いい人」は外面をよく保つ一方で、自分の地を出せる場所では、外で感じたフラストレーションを頻々と発散させるようです。

従って、外面のいい人って、家や職場等、自分のエリア内では気難しく、絶えず文句を言ったり、ケチをつけたりして、自分がいい人、という以上に、その組織ではエライ人であるという事を強調したがったりもするようです。

その結果、周囲にとっては困ったチャンな存在に・・・

が、そんな彼や彼女も、本来は「いい人に思われたい」のです。

言い過ぎた、失言した、と思ってやり過ごせてしまう程の図太さがない。いっその事、嫌われてもいいのだ!と突っ走るほどの元気、勇気もない。


でも、そこで謝るのはこしゃくだから、急に大人しくなったり、下手に出てみたり、妙に優しくなったり・・・


ってな事をやるから、まわりはたまったもんじゃありません。

「後から落ち着かなくなる位なら、最初に暴言吐かなけりゃいいじゃないか」「後先考えずに思いついた事を吐き出して」などなど、「いい人であろうとするが故のついついやってしまうフォロー」は決して好意的に見てもらえず、それどころか「終始一貫しない小心モノのくせに威張りたがるダメ人間」的に見られるというのがせいぜいのようです。


まれにいい人が本当にいい人、みんなに好かれる人という場合がありますが、そういういい人は自然体のいい人で、無理して作ったいい人じゃないのです。

誰かから強いられたりしたのではなく、自分でやりたくてやっている事が、世の中で「真善美」と言われるような事に沿っているので、本人は善行していますとこれ見よがしの顔をしないし、評価も求めないし、周囲に無理矢理いい人オーラを放って圧迫感を与えることもないし、何よりも、無理して無いから、本人達がストレスを抱えていない、その清清しさが、カッコよく、人気を呼ぶのです。



つらつら書いていると・・・たま〜にですけど、本当はしたくないのに、不承不承に「善行」を行わざるを得ず、ブツクサ言うことのある私めも、決して本当の意味のいい人じゃないですね〜。

ただ、人にプチ濡れ衣を着せてまで自分をいい人に演出する事だけは(どうせ直ぐに底が割れて、ドン引きされるのですから)慎んでいるつもりなんですが・・・・^_^;