八ヶ岳にゆかりのある真如苑が競り落として国外流出を防いだという大日如来像を拝みたくて、節分の日に行った金沢文庫にもう一度行って来ました。

2010年2月21日運慶展

いや〜、驚いた。

金沢文庫って、こじんまりした地味な博物館なので、今までそんなに混んだのを見た事は無いのですが、今日はすごい人。

そりゃ、上野のお山で行われたフェルメールとか、奈良の正倉院展などのようなごたごたではないですし、行列もないけれど、展示室には人がいっぱい。ガラスケース手垢がついてました(笑)。
前回は真如苑の大日如来像はまだいらしていなかったのですが・・・思っていたよりコンパクトな仏様でした。

しかし・・・この仏様、何らかの事情で流出し、それを目利きの方が購入して、競りに出したという訳ですね。

非常に数奇な運命の仏様なんですが、オークションの落札価格はニュースにもなりましたね。

こういう場合、宗教法人が買い支えってのも、仏様ですから、ありかなぁ〜と思いましたよ。

前回、まだ全然混んでいなかったので、じっくり拝見出来たので、今回は新たにいらした如来様と、その如来様にスペースを譲り、本来の厨司に入られた小さな如来様をじっくりと見せていただきました。

運慶って、本当に人気が高いと改めて思いました。


ところで、携帯画面にニュージーランドの地震の事が流れていたのですが・・・

何と、何と・・・

実は新婚旅行先はクライストチャーチをはじめとする南島でした。

メチャクチャに壊れてしまった大聖堂を見て驚きました。あの辺り、エイボン川というのが流れていて、川辺に柳。私自身はイギリスのストラットフォードオンエイボンには行った事無いのですが、多分、こういう感じなんだろうなぁ〜と想像できる美しい街でした。

日本語が堪能なガイドさんの説明では、あまり地震も無さそうでいいなぁなんて思っていたのですが・・・。

昨日、友人宅のお茶に呼ばれた時、卒業旅行を予定しているという別の友人の坊ちゃんの話を聞いて「ニュージーランドに行けばいいじゃないの」と言ったばかりだったので、本当に驚きました。それくらい私にとっては、ニュージーランドは美しいし、治安も良いし、好きな国だったのです。

二男の高校の修学旅行先も北島ではありますが、ニュージーランド。

今回、専門学校に生徒さんたちの親御さんがどれだけご心配されているかと思うと、心が痛みます。

どうぞ、皆さんが、無事に救出されますように。

そして、クライストチャーチの皆さんの被害がこれ以上広がらず、早くあの美しい街が元気になりますようにと思わずにはいられません。