懐かしい豆腐屋さんのラッパが聞こえて来ました。

それと共に大声も………

私の子どもの頃、自転車かバイクに豆腐を乗せた豆腐屋さんが来ていましたが、ラッパを鳴らすだけ。無口な男性でした。

団地を一通り回ってしまうと、いつの間にかいなくなるので、ラッパの音を聞いたら、急いで鍋かアルマイトの弁当箱を持って追いかけたものです。プラスチックやらタッパーウェアなんてのはまだ貴重品でしたわ(笑)。

ところが、今回っている豆腐屋さん、二時間位はいるみたいです。

ラッパの音にでかい声。まるで、一時話題になった新入社員の地獄の研修のひたすら大声!と言った胴間声で、何と言ったらいいんでしょうか、職人さんらしい風格が無いと言う感じ。

で、ふと想像してしまいました。

これは新手の山椒大夫的商売では?
あ、私の中では、子ども時代に読んだ安寿と厨子王に出て来る山椒大夫は、阿漕な人さらいで、さらった人間をこき使い、思うように稼げないと暴力で脅しつけます。

まだ若い声の売り手のお兄さん、もしや裏にブラックな存在がいて、借金のかたに働かされ、全部売るまで帰って来るなと言われているのでは?

なんて思うのは、桐野夏生のポリティコンで身売りされる少女の話を読んだばかりなのもありますが、一カ所をずっと回り続ける引き売りには、そんな怪しさを感じてしまいます。

単に経験不足の若者のこだわり豆腐販売という起業ならば良いんですけど、想像のし過ぎですかね?