フレンズ・オン・アイスも見終え(今日は最終日で、その最終回はものすごい盛り上がったようです。な、なんと小塚君のご友人として、銅メダルポケットに入れて、競泳の立石選手がスペシャルゲストとしてご登場だったとか)、昨晩の花火も終わったし・・・気候はまだまだ暑く、猛残暑ですが、私の中では夏はおわった〜っていう感じはします。

 で、今日はせっせと本を読んでおりました。

 直木賞作家の道尾秀介の「光」は子ども時代に起きた事件と友情を描いた話で・・・仲間うちでちょっと鼻につくキャラが、冒険を経て改心する(?)のは、ナルニア国ものがたりのユースチス・クラレンス・スクラブ君みたいでした。二重構造になっていて、読み終える頃にやっと気付く語り口。ちょいとえぐい部分もありましたが、成長譚という感じで、なかなか良かった。

 それから、医学博士による「副交感神経アップで健康になれる!」というノウハウ本。上記と同じく市民図書から借りた新着本ですが、委員さんの中にも首で悩んでる人いるんだろうなぁ。サブタイトルが「首にすべての原因があった」で、主旨は副交感神経にかかわるのが首、それがガチガチで副交感神経が働かず、いわばブレーキが効かない、アクセル踏みっぱなしで運転してるようなものだから、体のあちこちに不調が起き、引いては鬱になるという論。
 
 整形外科だの接骨院に通うのは喜寿エイジだと思っていたのに、はるか手前から頚椎症で通い始めちゃった身としてはどきっ! とにかく、パソコンや携帯、スマホなど、現代人はうつむく姿勢を取り過ぎるのが諸悪の根源と言われると、ものすご〜く頷けました。
 
 とりあえず、本の中にあった555の体操というのを試してみました。(やり方は著者の関わる医療機関のサイトにのっているのです)

 
 これを歯磨きのように毎日習慣にすると、色々な不調から徐々に脱却する、しかも副作用は重篤な状態になっていなかったら、全くないと書いてあったらやってみたくもなるというもの。



 難を言えば、この手の書籍によくあるように、本としての体裁を成す為に、繰り返しが多い事でしょうか。多分、ためしてガッテンとか、健康系雑誌の特集程度のボリュームで出来上がる内容だと思うので、冗長な感じは否めませんが、実効性はありそう。

 あと、阿川佐和子さんの「聞く力」も読了。いいケースに限り、彼女のインタビュアー歴での出会いを色々書いてあるのが面白いです。

 昨日は、しばらく時間がかかった「源氏物語の世界」をようやく読み終えまして、文体も写真もデザインも、まるで暮らしの手帖社が出したみたいだけど、実態は文藝春秋社発行の「住み直す」も読みました。大津の高層マンションから、京都の町工場の手狭で暖冷房完備(つまり、冬は寒く、夏は暑い)の古い家屋に引っ越した夫婦+母親のレポートでして・・・・いいなぁと思いつつ、自由業である、ご高齢のご母堂をはじめ、創作やデザインをする方たちなためにセンスがある、子どもがいないという条件があっての事かなぁと、またまた、ごっちゃり生活の言いわけを頭の中に並べ立ててました。

 高橋恵美子先生の「いちばんよくわかる手ぬいの基礎」の改訂版も借りられたので、読みました。来月、おしゃれ工房にご出演とおっしゃってましたので、楽しみ♪

 
・・・・てな訳で、首に悪くならないように(パソコンは2時間が限度だとか・・・だけど、現実にとてもそんな時間では無理な事が多いのは著者もようく御存じで、15分に一回程度、首を後ろにそらす動作をする事で、うつむきによる緊張をほぐすべしとありました)、ごろごろ読書三昧でした。

 で、オリンピック時期からあまりに古新聞を溜めこんでいたので、物を取捨選択して生活を絞り込む、工夫するという「住み直す」を読んだ直後であった事もあり、今日こそはで切りぬきをして、少しは片づけたのでした。



 余談ながら、この前競り落とし損ねたヤフオクに同じデザインのチュニックが出たので、また入札していましたけれど、また競り負けました(笑)。 盛夏に良さそうな感じの服だったので、自分に課した上限金額を越えてまで敢えて深追いをするのをよそうと思ったのも、自分の中では夏が終わってしまったからなんでしょうね〜。

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