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高校生が自殺! 体罰を容認できますか? に参加中!
 朝、公園清掃をしてからはのんびり曜日になりました。

 市民図書で本を借りる。新刊は一人1冊(上下などシリーズは同時に借りられるルール)なので、重松さんの本と、宮本さんの本と迷いましたが、自分の年齢に近いということで(笑)、宮本輝さんの「水のかたち」上下を借りました。




 さすが、ストーリーテラー、今のところ登場する舞台となっている深川、渋谷、京都など、いずれも行ったことがある場所ばかりということもあって、風景が頭に浮かびやすいこと、ヒロインの世代がほぼ同じってこともあって、読まされちゃってます・・・・が今までほどが〜っというペースでは読みませんね、昨今。(^^ゞ 何よりも、以前のように読書ブログに熱心に書き込む気力が失せてます。最近、休眠状態、いかん、いかんなんですが、根を詰めるのが苦手になりました。(年相応??)

 ほかに六条御息所源氏がたりも借りていて、1巻目は読み終えましたが、かなり読みやすいです。



 辻村深月さんの直木賞受賞作も借りていまして・・・・林真理子さんと同じく山梨県出身なんですね。どのあたりかしらん(林さんは甲府盆地を中心に東側、つまり八ヶ岳からは遠い側)?

 さて、ライブドアのお題の「体罰」についてですが、桜宮というのは、昨年、京都、大阪で花見したときに、大阪の大川沿いをかなり歩いて、交番で道を聞いて「ここから15分くらいで、桜宮駅がある」と教えてもらったこともあり、また、長男のアパートともそう遠くなさそうなだけに、いっそうのこと気がかりな事件です。

 スポーツ強豪校で実績があり、特別な地位にいたらしき顧問の行き過ぎた指導による生徒の自殺。

 私の中学校もスポーツ強豪校だったのですが、スポーツできない生徒にとっては非常に嫌な学校でした。体育教師が非常に権限が強く、私は出席番号が県トップのバレー部の生徒のふたりの間に入っていて、日直を一緒にしても、部活優先の彼女たちには、ぶっちゃけサボられて割を食っていました。生徒数が当時、横浜市内最大の1800人越え、校舎は足らない、運動設備も人数に見合わない中、プールなど3年間で1度か2度だけ。

 1年生の時は「おまえらはまだ3年あるから」でちょっとだけ。2年生の時はまんまスルー、3年になれば「おまえらは受験生だから」でまたまた水泳はなし。後にオリンピックに出た選手がいた時代ですから、水泳部最優先だったのです。

 先日、一緒にみなとみらい近接地区で初詣した友人も「中学校時代はいい思い出なんて何もない!」と言いましたが、何かに偏った学校というのは、そこからもれた生徒たちにとっては、甚だしく楽しくない場所なんです。

 ですが、せっかんのような体罰の話はさすがに寡聞でした。確かに、何かあると罰ゲーム的に校庭何周せぇ!とか、今は百害あって一理無しとされているうさぎ跳びなどもありましたし、時としてきつい叱責の言葉もあったようですが、たたいたり、殴ったりはなかったと思います。体育教師の運動能力の低い生徒に対する冷たさはともかく、指導されている側は結構慕っていたと思います。暴力があったら、ありえないでしょう。

 桑田真澄さんも言っていますが、体罰は問題外だと思います。暴力で人が伸びるわけはない。教育現場に限らず、恐怖による支配はその場限りで、いい方向に人を導くことは出来ないと思います。

 学校の名前をあげてくれる強いチームを擁したい一心で、誰も止められなかったのでしょうか? とりわけ管理職や教育委員会がおざなりな調査をして、悲劇を止められなかった事は、非常に情けない事なかれ主義だと思います。戦時中の軍隊の新兵いじめとなんら変わらないレベルの低い指導が見過ごされ、異常に思わなかったという教育現場の鈍感さが、歴史的事実を省みない昨今の強い日本願望と重なり不気味です。

 二度とこういう悲劇が起きてほしくないのですが・・・・事なかれ主義や証拠つくり主義の結果、何でも極端から極端に走りがちな日本、今度は厳しいけれど、全うな指導も体罰扱いされかねない懸念は感じます。

亡くなられた生徒さんのご冥福をお祈りいたします。


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