仮申し込み時点ですでに覚悟していました。「今年は桜早いからね」。

 ニュースでも「桜が早い」を盛んに報道していた事もありますし、平日という事もあり、このツアー、人集めに苦労したようです。

 そして、やっと催行が決まるという時点で、友人たちに尋ねました。「葉桜みたいだけど、いいの?」

 それでもGO!がみんなの回答でした。

 なんてたって、家族の事でなかなか大変な主婦ずの集まり。気分転換が必要なのです。

 多分、両親亡き私が一番お気楽な立場でしょうね。それぞれがご自身の、あるいは連れ合いの親御さんのお世話をしに遠近の違いはありますが、毎週、あるいは毎月実家に通っている状態で、近所からバスに乗って、1日だらりんちょと過ごせるバスツアーはなかなか魅力的な企画なのでした。

 で、行き先が、笑われても仕方ない場所なんです。

 なんてたって、山梨県。

 しかも、私ともう一人は以前も別会社の似た様なツアーに参加してるんですから。
 山梨花めぐりというタイトルのバスツアーでございました。主催は地元私鉄の関連会社。うちから電車にも乗らず出発出来るというのが最高の魅力です。


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 まずは甲府盆地に入ったところで、桃源郷。

 葉桃を見ないで済みました(笑)。セーフ! 桃は花を摘んでしまっているものもあるそうですが、そのあたりが全体に桜よりは濃いけれど、淡いピンクに染まって見えました。

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 食事をしてから(何せ、もともと別々の3コースの参加希望者を1台にしたために、集合時間がばらけて、集合は早いものの、到着は予定時刻より遅くなったために、ほうとうが伸びてた(/_;))、本日のメインイベント、日本3大桜のひとつ、山高の神代桜観賞〜♪

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 初めて来た若い頃、この桜のまわりは素朴な畑だかたんぼで、砂利道だったんですけど・・・今や季節限定の観光名所で、大型バスが乗り入れるから、どんどん周りが整備されてます。

 桜のあるお寺の境内もずいぶん立派になりましたが、人が多いぶん、桜のそばに近づく事はおろか、以前はその周囲を歩けた境内のお花畑も囲いで覆われてしまいました。(/_;)

 で、見事に葉桜だぁ! 9日の朝に今年の桜報告は終わり、来年お越しくださいと書いてあるお寺のサイトを見てましたから、覚悟していた分、ほんの少しでも花がついていた分、まだマシかもです。

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 日本武尊が植えたという伝説がある位、桜としては樹齢日本一と言われるだけあって、シニアの貫禄がいっぱいです。でも、初めてお会いした時から年月が経っても、私が年を取るほどには老けてないですよ〜(笑)。

 前回は見事に咲いていて、そりゃ妖艶な位な姿でしたが、今回は衣装をまとわないご老体という感じでいささか痛々しい感じです。

 ここ10年位に名所に加わった真原の桜並木にも寄りました。私が高校の頃、既に植えられていたようですが、ついぞ知らなかったです。

 観光客目当てのお店や、ご自身の土地にお花や桜を植えて開放している場所もありました。こちらは神代桜と比べると、まだ盛りをほんの少し過ぎたという感じ。「散り始め」くらいで、見応えがありました。

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 最後に、元は雪印のワイナリーだったシャトレーゼベルフォーレワイナリーを見学。試飲のお楽しみ付き。

 雪印時代には確か予約なしでは見学できなかったスポットだと思います。ちょいハードルが高いので訪問した事が無かったのですが、韮崎の郊外、住宅地に接しているかわいらしいワイナリーでした。若干ですが、雪印の小渕沢工房産のチーズも置いてありましたよ。

 ほろ酔い加減になって、帰りはすっかり爆睡。

 感度の低いカメラで車窓からじゃきれいに映らないだろうと思って撮りませんでしたが、行き帰りとも富士山が大きく見えて、みんな、やっぱり富士山が見えるとラッキ〜という気分になるようでした。


 バス旅行に時々ありがちな遅刻などもなく、小さなお子さん連れの方も1〜2組はいらっしゃいましたが、大騒ぎもないし、大変にお行儀よく、和やかな方たちばかりのグループで、楽しい1日でした。


 しっかし・・・・かなり楽していたつもりでも、やっぱり盛りだくさんの行程なので、日帰りでは強行軍だったのね。家事をする気力なしの夜でした。(^^ゞ

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