友人とシネマ・ジャック&ベティ映画を見て、都内から来る友人と待ち合わせランチという予定でしたが、ようやくの本格的梅雨で体調を崩した都内友人から、映画開演直前に行けないわ〜メールが来ました。

 ともあれ、まずは「すーちゃん、まいちゃん、さわ子さん」を鑑賞。

 地元紙の映画評では玉にきずは「美人過ぎる主要人物」という事でしたね〜。確かに・・・増田ミリさんの原作ではほのぼの系で、フツーの女子に見えていたすーちゃんが柴崎コウさんだからきれい過ぎ。

 しかし、不思議なものですね。服装、特に足まわりや歩き方で、超美人の柴崎さんがフツー女子に近付いて見えます。実際は幸せなご結婚をした寺島しのぶさんが、おばあちゃんの介護に追われる母を置いて自分が家を出れないというアラフォーシングルを演じていて、真木ようこさんはいかにも美人のやり手OL。不倫関係があっても、崩れた女性に見えないのがさすが。

 このまま年をとったらどうなるんだろうという不安がよぎりながらも、好きなカフェの仕事に頑張るすーちゃんの切ない恋、涙と共に不倫関係を絶って新しい路に踏み出して、それでもちょっと不安なまいちゃん。そして、幸せになれそうだったのに、相手や相手の親の身勝手な発言についていけなくて現状維持を選ぶさわ子さん。

 私の若いころに比べれば、はるかにセクハラ・モラハラに対して厳しくなった世の中とは言っても、やっぱり30代シングル女性に対しては風当たりが強いのが実情。心の中で三者三様につぶやく言葉が、頷けました。
  なかなか良かったね、お腹も空いたし・・・

 友人が調べておいてくれたお手頃価格のホテルランチバイキングに行こうかと思ったのですが、一名欠員という事もあるし、最近、シネマ・ジャック&ベティの会員になったという映画好きの彼女。朝方に「実は明日見に来ようかと思ってるの」と、同じ館で架かってる「さよならドビュッシー」のポスターをさして言っていたのでありまして・・・実は私も明日行こうかと思っていた(笑)・・・・なので、ビンゴ!

 「ねえ、二連発やっちゃわない?」と相談して、切符売り場で売っているカメヤベーカリーのサンドイッチを買って、またまた映画のチケットも買って、ほぼ同じ席に座りこんで、2本目鑑賞とあいなったのです。

 何せ、大人気の朝ドラ「あまちゃん」の北鉄のゆいちゃんが主演です。天気が悪いのに結構人が来てました。

 のだめカンタービレの吹き替えなどをしたというピアニストの清塚さんが、ゆいちゃん、もとい橋本愛ちゃん演じるヒロインのピアノ教師役。

 私、原作は読んでいないのですが、音楽とミステリーと・・・なかなか面白い作品でして、何と言っても愛ちゃんのクールビューティさと、こんなすてきな先生に情感豊かに教えてもらえていたら、私ももう少しはピアノが上手になっていたかもという清塚先生が良かったです。友人は「清塚さんのファンになったぁ〜♪」と言ってました。

 ヒロインがコンクールで弾くのがショパンにドビュッシー。特に火事で死に別れた双子のように仲良くしていたいとこの思いを乗せて弾きたい!と熱望した「月の光」。月の光自体が物語の重要なポイントなんですが、あの曲、大好き。

 親ばかにも長男が発表会で弾いた時は(少々つっかえていましたが)、本当にうれしくてうっとりしたのを思い出しました。

 ラストでヒロインが様々な思いを抱えながら弾く場面では思わず涙が出てしまいましたよ。

 どちらもいい作品で良かったね〜と言いながら、浜志゛まんでケーキセット700円なり〜を久しぶりにいただきました。おいしい珈琲(ちゃんとフレッシュクリーム添え)にお値段問わず、ショーケースの好きなケーキを組み合わせてそのお値段というのはかなりおトクです。

 友人は実は同窓生なので、映画以外に学生時代の共通の話題でも話が弾みました。

 有隣堂のところまで一緒に移動して、そこでお別れしましたが、1日中、降ったりやんだりのスッキリしないお天気でしたが、気分はうきうきの1日でした。

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