友人と秋川雅史さんのコンサートに行きました。

 都内、夕方から、と来たら、タダじゃ行かない(笑)。編み物上手の友人が丸井で、参考作品にならぬかとバッグ売り場を偵察。その後、リプトンスウィーツコーナーで夕ご飯です。

 以前はリプトンコーナー。改名されてスウィーツコーナーの名前に夕食はないだろうと思ったのですが、ちゃんとありました。相変わらずの食い意地でてんこ盛りのブッフェ状態。お恥ずかしい。(^_^;)

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 ぐるなび等のクーポンを使って1530円なり〜で午後5時から90分。夕食でこのお値段は絶対におトクです。洋風料理のみですが、お味が良いし、スウィーツを銘打つだけあって、ケーキやゼリーなどは目に鮮やかでそそられました。

 その結果、コンサートの始まる前にはすっかり満腹。クラシック系、寝ちゃうんじゃないかと言う懸念もちらほらでした(^_^;)。
 しかし、実際にコンサートが始まると、それは杞憂でした。

 軽妙なトークに力強い歌声。お目目パッチリです。

 大変に失礼ながら、声楽家にしてはスリム、スタイリッシュな体型をしておられるので、気障なお方かしらんという風貌の秋川さんですが、トークはとっても面白い。音階の話など、ためになる、へ〜〜〜!といううんちくも面白かったのですが(よなぬき旋律という言葉は知っていたけど、それ以外は知らなかったぞ。特定の音をぬかした旋律だと、よく知っているあの曲も琉球風演奏になったり、中国風になったりするんだぁ〜♪)、子どもの頃の経験をはじめとするおいたちの話をユーモラスに話され、それが、微妙になまってるのです。

 秋川さん、愛媛県西条市のご出身で、私は祖父が愛媛出身なだけに、な〜んとなく懐かしさ、親しみを感じるなまりだったのです(祖父のふるさとは平成の大合併で今治市になったのですが、いわば西条市の隣組。子どもの時予讃線で高松に向かった時に西条という駅を通ったのを覚えています)。

 小島さやかさんのピアノ伴奏もすてきでしたね〜。

 聞きながら、亡くなった祖母が「声が一番素晴らしい楽器」とひ孫である長男にも言った事、祖母が亡くなった時、長男はこの言葉が1番印象的だったと話していたことを思い出しました。そのせいだかどうだか、長男は音楽が大好きで、音楽業界の端っこに入れていただけました。

 どの曲も熱演だったのですが、1番印象的だったのは、さだまさしさんの防人の詩。ご本人も「さださんの透明感あふれる歌声と、自分の太くて重い歌声は違うけれど」とおっしゃっていましたが、秋川さんの歌声で聞くと、私の中にはよりしっかりと歌の意味が入って来ました。

 ラストの曲は「千の風になって」ですが、初めて聴いた時には、まさしく母の事を唄ってくれてるんだなぁと思ったものです。その後の震災で、きっとこの曲で励まされたり、慰められた方も多かったのではないかと思います。
 
 聞き終わった時にはすっかり熱くなりましたね〜。もちろん、チームプレイや楽器演奏でも大変でしょうけれど、全くのソロで、体調をコンサート当日にベストに持って行く自己管理能力はすごいと感心も致しました。そこがプロのプロたるゆえんだとは思いますけど・・・。

 歌の力というのを感じるコンサート。会場の有楽町の東京国際フォーラムのホール、お初ですが、非常に音響が良いホールでした。

 そうそう、パンフレットに説明無しの観音菩薩像があったので、てっきり東日本大震災の慰霊と音楽の関係かと思っていましたら、何と秋川さんのご趣味の彫刻の作品だったそうで、自慢したくての同封だったそうです(笑)。秋川さんに限らずですが、プロでやっていける人というのは、何をしても本格的になるのねと感心しかりでした。



 今日も楽しい1日でしたが、唯一の問題というか大きな課題は・・・週末の運動不足と、このところの食欲増進、そして決め球の本日のバイキングの食べ過ぎで、久々に体重がど〜んと増えた事です。膝がぁ・・・となりそうな懸念があるので、明日から粗食で体重コントロールする事を誓いますっ!(^^ゞ

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