お天気スッキリせず、べたっこい週末、週明けであります。

 金曜日に地区センターの図書コーナー、昨日は地域の市民図書で本を借りて、細々と読書の秋です。

  昨日、即読した(≠速読)「どうせ死ぬならガンがいい」は、現代医療では非主流派の二人のお医者さんの対談。 
  一人はずいぶん前からガン治療のありように疑問を投げかけている近藤誠さん。もう一人は昨年「大往生したけりゃ医療とかかわるな」が話題になった中村仁一さん。



  ガンについては、壮年、中年位までは治療をした方がいい場合もあるが、生殖を終え、生き物としての役割を終えた年齢では、治療を受けない方が安らかに逝けると言うのが、ほぼ共通認識のようです。

  手術は成功しましたが、患者は亡くなりました、と言うブラックジョークがジョークじゃない事の多いのがガン治療だそう。  
 
  逸見さんはその代表例だし、がんもどき(これは近藤先生の造語)な可能性が高いのに手術を重ねQOLを落として亡くなったヒゲの宮様にも言及してました。

  そういや、ガン持ちを宣言していながら活躍されている樹木希林さんとか、何人かいらっしゃるわよね〜。  

  ガンに関わるのが老化。発見されないだけで、安らかな老衰死にはガン持ちさんが相当いる筈だが、途中で発見され、儲け主義の医療を受けてしまうと、体内に爆弾を抱えたようなので不安を抱き、確実に寿命を縮めるから、健診なんて受けるな!と、一般的な見方としては過激なお言葉です。

 だけど、健康志向は強迫的、医療は恫喝産業って、すご〜く分かります。

  毎朝、新聞開けば、折込チラシか紙面に、サプリメント、健康器具、アンチエイジングコスメ、などなどの広告が、これを使わないと、あなたは同年代と比べ老け込むぞぉ!それでいいの?と脅すし、テレビ広告も然り。雑誌や交通広告も、ラジオも。書籍なんぞは、科学的裏付けありげで、権威ありそうな人が書いてる(実際は編集協力の名のもとに書いてるのはゴーストライターだったりで、ご本人がチェックしているケースも多そう)から、益々、こんな簡単な事しないで、みすみす老け込む気?の圧迫は相当かも。

  こういう若くて健康であれ!潮流に対して、お二人はかなりハッキリと書いてますわ。  

  私も薄々不自然と感じていた、若返り医師はそばで見れば年相応、ご長寿医師は周囲が大変など、直ぐにピンと来ますよ。若返り医師については「彼が15年後も生きていたら・・・」とすご〜い激辛なコメントが載っていて、おおっ、そこまで言うかでした(@_@;)(だけど、私も、彼のお勧め健康法というのを見て、あれは一般向けじゃないと思ってましたのでひそかに頷いた)。

  いわゆる更年期に突入して、お肌はダウン、肉質も、要するに廃鶏化しているのを如実に感じσ(^_^;、今日なんか医療機関渡り歩きをして、人生の坂下ってるよな〜感を抱かざるを得ないワタシですから、これを使えば○○○には、やはり心が動きますけど・・・・値段見て醒めるから、ケチって、助かるなぁ〜(笑)。

  始皇帝だってどうにもならなかったのが老いや死。不公平な、理不尽な事も多い人間が、究極的に平等な部分なのです。
  

  そりゃ、努力次第で若々しく生きられるし、自堕落で不健康はいかんよ!とは思いますが、痛い若作りや、無茶なアンチエイジング、いかがなものでしょうか?  

  ガンに打ち勝とう!と言う頑張り過ぎは、この健康志向と重なる部分が大きく、その裏には、患者の生活の質なぞ関係ないよ!と言う儲け主義が(そこまで言うのがひどいなら、医師が現場を知らない、見ようとしないと言うべきでしょうか)あるという訳です。

  医療のみならず、教育も脅しって、全く同感でした。(美容もだよな(*_*))  


  来春の人間ドック、考えちゃうよ〜。σ(^_^;

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