朝、四時起きでした。まさしく遠足前の子ども状態。  

  しかし、かなり時間の余裕を持って動いていたにもかかわらず、新横浜到着時間は朝食の弁当に迷う事すら出来ず、カロリーメイトを売店で買うのが精一杯の危ういギリギリでした。

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 何はともあれ出発!
  
 ほぼ満席ののぞみは西へ。

 中学の時からの友人と紅葉狩りに行くのですが、打ち合わせの時が、救急車騒動となり、迷惑をかけてしまった上、全然方針が決まらないままの出発となりました。

 叡山電鉄?嵐電?東山?西山?
  
 何せ、示し合わせた訳でもないのに、二人とも息子が同じ大学の同じキャンパスで過ごし、視察と称して結構京都のあちこちを回っていたので、さあ、どうしましょう?

 共通の空白地点は高雄でした。

 紅葉の時期は大渋滞と小耳に挟んで怯えていましたが、バス乗り場でお聞きしたら、渋滞は土日のみとの事。往復運賃込みで、しかも龍安寺から栂尾までの観光スポットで乗り降り自由なチケットが800円、本来の運賃よりずいぶん割安なので購入しました。

 だいぶ待ちましたが、その分、行列の前の方だったので、一時間近く座って行けたのは良かったです。

 北野白梅町過ぎ辺りから、沿道には紅葉の美しい色付きが見えて来て、高雄のエリアに入ると眼福モノ。

  先に奥から見て手前に戻るか、手前から見て奥に行くか。ちょっと悩みましたが、始発からバスに乗りたい!で手前から拝観しました。

  まずバス乗り場にほど近いお店で紅葉を見られる特等席で、早々にニシンソバの昼ご飯。

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 その後、神護寺へ。かなりな勾配の石段で、ここ最近、駅まで歩かない私には、ちと堪えましたが、すばらしい景観です。

 参道の紅葉も、境内の紅葉も美しいです。

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 しかし、何と言っても、かわらけ投げをした渓谷の風景が素晴らしかった!

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かわらけ投げは厄払い。百円で二枚のかわいらしいサイズのかわらけをいただき、投げ方をおしえていただきました。

 最初の一枚は、もちろんたかひこさんの脚に(御本尊にも、もちろんお祈りいたしました)。運動神経ゼロの私にしては上出来に飛びました。

  京都は自然美に文化美、両方を比較的コンパクトなエリアに併せ持つから、これだけ人気が高いのだと、改めて思いました。

  続いて西明寺。こじんまりしたお寺ですが、境内の紅葉密度が濃かったです。参道の渓谷に掛かる橋の辺りが美しいこと。境内の紅葉の一部はやや色あせ始めていましたが、ご本堂の縁から見るお庭がコンパクトながら、とても落ち着くお庭でした。

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  最後に尋ねたのが、鳥獣戯画図で有名な世界遺産の栂尾高山寺。

  山深いために、残念ながら、紅葉はピークを過ぎていましたが、国宝の建物から臨む紅葉はやはり美しいものでした。杉木立に囲まれた静かなお寺で、修行も進んだことでしょうと想像しました。

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  本来は高山寺から神護寺へと移動すると、紅葉の最後の拝観がピークとなり、大感動の筈ですが、その周り順だと、ただいま観光ピークのバスに途中から乗ることになってしまいます。オバサンは一時間立ちっぱなしはイヤです。

  始発の栂尾から乗車して正解の夕方ラッシュで時間通りの運行が出来ない帰途でした。

  夕食は、友人が調べてくれた木屋町の外れ(失礼! しかし、まわりにファッションヘルスがかなり多くて(^^;))のおしゃれ居酒屋で楽しく食べました。

  ひとしきり歓談し、ガラガラのJR奈良線で移動。ホテル到着は11時近く。大浴場に入って撃沈でした。

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