奈良の朝は山の美しい稜線がクッキリ見えました。

 夕べは撃沈で、十分に計画せずでしたが、お天気、体調から、飛鳥に行こう!と相成りました。

 奈良は何回か来ていますが、最近は奈良公園界隈のみ。飛鳥は未体験のままでした。相方の友人は若い頃に来ていて再訪希望。二人の希望が合致して良かったです。  
  貸し自転車で回るか、いっそのことタクシーを奮発? それとも巡回バス利用? と、これまた決めないまま、近鉄奈良まで歩き、二度の乗り換えを経て、飛鳥駅到着です。

  行楽時期の上天気の週末、一体どれだけ混むか、懸念していましたが、若干出遅れ感のあるスタートが幸いしたのか、座って行けました。

 ちょうど巡回バスの出発時間がすぐ、自転車はアッブダウンが結構あるので、普段乗り慣れていないオバサンずには厳しいかも? で巡回バスでゴー!

  飛鳥パスポートなるものを巡回バス1日乗車券売り場で勧められました。百円で二カ所回れば入館料や拝観料の割引でもとが取れると言うので、購入しました。地図の付録やスタンプを押すページ、ちょっとした地域案内もついているパスポートサイズの冊子です。

  なかなかうまい仕組みですね。買ったら元を取らなきゃ!で、せっせと廻ることで、地域の活性化や、文化財保護に繋がるはずです。

 さて、打順は橘寺、石舞台、飛鳥寺、高松塚でしたが、スタートが遅めだったために、バスの時間や飲食店の混み具合から、飛鳥赤米の巻き寿司を飛鳥寺そばで、畑の縁で食べました。遮るものが無く、すばらしい眺望でした。

  バス時間の関係から、飛鳥寺が超駆け足になったのは残念でしたが、教科書で見て、憧れていたアーモンドアイの仏様のご尊顔を拝し奉ることが出来ました。

 最初に拝観した橘寺も、一度訪問したかったので嬉しかったです。

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  石舞台は、私は中学の修学旅行で来たような気はするのですが、同じ中学の同級生だった相方が来てない!と言うので、真相は謎です。

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  ちなみに、独身時代に一人で飛鳥をまわったという彼女は、もっと茫漠とした場所にあったはずの石舞台が、緑に囲まれ、入場料が必要になっていると激しく驚いていました。

  教科書の写真か、自分の記憶か、あいまいですが、私の石舞台の印象も同じようで、歳月の隔たりを実感しました。

  高松塚古墳も美しい公園になっていて、壁画の忠実な模写の展示館があり、古代のファッションに思いを馳せました。

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  飛鳥は、もっとフラットな場所かと思っていましたが、どうやら、斑鳩の里と混同していたようです。

  なだらかな山々の見える、緩やかにアッブダウンのある地域で、イギリスの田園地帯のような(→実際に見たことないので、映像や写真からの思い込みかもですが)おだやかさを感じさせてくれる風景でした。

  意外にも、八ヶ岳界隈の風景を思い出してしまいました。飛鳥地域の方が、よりなだらかで、穏やかな感じですが、山々に囲まれ、守られている感じです。

  以下は全くの妄想ですが、縄文だか、弥生時代だかの遺跡のある八ヶ岳山麓エリア。国ゆずりで追われた人びとが、かつての住まいを懐かしみ、どこかしら似た風景の、しかし、中央からは遠く、追われず、隠れず暮らせる場所を選んで移住したのかなぁ。

  夕食は奈良に戻っていただきました。

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 柿の葉寿司をメインのお膳で、私のお腹にちょうど良い優しさでした。

  
 京都は私のパワースポットで、出発前に充電60パーセントだったのが、昨日で95パーセント、それが、飛鳥の清澄なパワーで満タンハナマルになったみたいです。ヽ(^0^)ノ

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