八ヶ岳南麓でNHKを見ていると、朝ドラ連動企画が目に入ります。

  今回、タイトルバックの富士山、茅が岳映像は北杜市から、というご縁もあり、実物風景を見ていると、ミーハー心が芽生えて、県立文学館で開催中の村岡花子展に行って参りました。

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 夏にはあつーい甲府ですが、五月は爽やか。開館当時、ミレーの種まく人を巨費を投じて購入したことが全国的にも話題になった県立美術館と同じ敷地内に文学館もあります。
 緑なす庭園がとてもきれいで、芸術の森公園というそうですが、言うなれば山梨県の上野のお山という感じでしょうか。

  目指す文学館の手前に、こんなアートがありました。

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  富士山への賛辞という3Dアートで、断崖から下を見ているように撮影出来ます。ドイツのエドガー・ミュラーさんという3D路上アーティストの作品です。

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  大段幕が招いてくれて、いざ参観! もちろん、撮影禁止なり〜。

  朝ドラでは毎回ラストの仲良し写真の時に、この作品はフィクションですと断り書きがありますが、実際の花子一家は、花子が五才で東京に出てしまっています。後年、花子は母校の東洋英和の山梨分校、山梨英和(ほとんど私学のない山梨県では、私の高校時代には、県内随一のお嬢様学校でした)で教鞭を取りましたが、早くから県外に一家揃って出てしまったことで、山梨県出身のイメージが伝わらなかったのかもです。

  東洋英和時代の写真や、文学会や卒業式のプログラム、仲間由紀恵さん演じる蓮子さんのモデル、柳原白蓮と交わした手紙や、白蓮の導きで佐々木信綱に指導されての短歌、著名な女性文学者との交流、夫となった村岡氏と交わした長い手紙、翻訳原稿、戦後次々出版されたアンシリーズなどなど、時代を追っての展示で、なかなか面白かったです。

  平日にもかかわらず、結構人が入っていて、朝ドラの影響力の大きさを感じました。

  花子の直筆が、私信では、かなり読みづらい崩し書き、原稿は読みやすく、と異なるのにも、その筆致の力強さにも、感心しました。

  子どもたちが小さい頃、読み聞かせた「いたずらきかんしゃちゅうちゅう」も花子さんの翻訳でしたか。

  そして、みつばちマーヤの本に添えられた、装幀、熊田五郎こそ、敬愛する後の熊田千佳慕さんなのでした。

  美術館まで見ると、時間は掛かる一方、印象が薄まるので、公園内の散策だけにしました。

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  日本庭園あり、

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  花あり、

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  インパクトある岡本太郎作品「樹人」あり。

  平日の五月、なかなか良い鑑賞が出来ました。