この蒸し暑い気候で、最近のおっくうがりが、ますます加速しているのか、いや、アベノミクスの恩恵は受けず、物価高というマイナス面だけが波及している我が家の家計のせいか、すごい出不精になっております。

 が、今日は久しぶりに、久しぶりに会う友人と、ウディ・アレンの「ブルー・ジャスミン」を見に、シネマ・ジャック&ベティで待ち合わせしました。

 ヒロインのジャスミンを演じたケイト・ブランシェットはこの作品でアカデミー主演女優賞を受賞したそうですが、さもありなんの熱演です。

 チラシには「サンセット大通り」や「欲望という名の電車」のヒロインに比肩するヒロインと書いてありましたが、グロリア・スワンソン主演の前者は残念ながら見たことがないのですが、風と共に去りぬのスカーレットを演じたビビアン・リーが零落の中年女性を演じた後者は見ているので、なるほど、確かに重なるものがあると思いました。
 ビビアン・リーの演じたブランチ・デュボアーはフランス貴族の気取りをふんぷんと漂わせながら、庶民的な暮らしをしている妹ステラのもとに転がり込む。これと、本編のヒロイン、ジャスミン(本当はジャネットなのに、平凡すぎるからジャスミンと改名したあたりから、虚栄心の強い女性だというのがうかがわれる)が、庶民的というか、ジャスミン曰く、負け組の暮らしをしている妹、ジンジャーのところに転がり込むのがとても似ています。

 ジンジャーは離婚してシングルマザーになっていて、楽天的というか、ちょっとゆるいタイプで、プライド高く、セレブな暮らしに上りつめたジャスミンとは全く違うタイプ。彼女たちはもともと血縁関係になく、里子だったという事からして、ジャスミンの上昇志向がうかがえます。

 当初、ジャスミンの今の姿と、ハンサムでやり手の実業家の夫ハルとの過去の画面の切り替えについていけなかったのですが、途中で、スポッとはまりまして、過去のジャスミンの華やかな暮らしと、今の、しばしば過呼吸症候群に襲われ、いくつもの薬を飲んで、精神疾患を辛くも押さえている姿とのギャップがありありと感じられるようになりました。

 セレブな暮らしぶりと、それがどうして崩れていったのか・・・見ているうちにおいおい分かりますが、零落して、すべてを失っているのに、あれこれ理屈をつけて、ヴィトンのスーツケースやシャネルのジャケットなどは手放さないで、妹の過去の結婚相手も、今の彼氏も負け組と言い、妹の世界をバカにするジャスミン。

 別れた夫、ハルに対する愛憎の深さも、彼女の神経を痛めつけています。

 凛とした姿から、惹かれる男性も少なからずいるのですが、セレブ暮らしを経験した彼女のお眼鏡にかなうはずもなく・・・そうこうしているうちに、非常にラッキーに、素敵な男性と巡り会い、愛を誓うのですが・・・・。


 と後は、ネタバレだからやめときましょ。

 すべてを失いながら、プライド高く、凛として、ファッショナブルなジャスミンは、とても魅力的ですが、綱渡り的な危うさがあります。それに対して、姉の助言によって酷い目に遭いながらも、あたたかく迎え入れる妹、ジンジャーの庶民的懐の深さ。ジンジャーはちょっとだらしない感じがするけれど、だからこその、寛容さとも思えるのです。

 ジャスミンを取り巻くセレブ世界の男性たちの、自信満々な裏側の酷薄さや、ジンジャーの暮らす世界の、ジャスミン曰く負け犬の男性たちの、垢抜けないけれど、直情的な誠実さなど・・・・

 本当に同じ世界に生きていて、生き様はいろいろだと思うのですが、個人的には、ジンジャーたちほどゆるくなくてもいいけど、ジャスミンのような、誰かを出し抜いて、競争してのセレブの世界はしんどそうだなぁと思いますね。

 たまたま、大王製紙の例の井川さんの懺悔(&自慢?)本を最近読んで、セレブ世界の陥穽を覗いたばかりなので、それとジャスミンの過去の世界にも重なるところがあると思いました。



 結論:向上心がないって言われたっていいもん。庶民は楽ちんだよ〜(でも、それと、考え無しに、おかみの言う事に唯々諾々と従うというのは、別ものですが)。 

 友人に付き合ってもらって、伊勢佐木町のダイソーを覗いて、おされ〜に改装されているのにビックリ。欲しかったミニミニトート持ち手用になるレーステープの扱いはなかったのですが、まぁ、いろいろなものがあるは、あるは。100円でこれだけ買えるとなると、本当に一般の商店が成り立たなくなるのも道理だと思いつつも、だから、買わないよとは言えない今の私の暮らしです。

 そして、お茶。元野澤屋→松坂屋から、JRAの場外馬券売り場になった建物の中にあるカフェプロント(場所柄か、横浜市内にしては珍しく、大多数が喫煙席で、禁煙席が隔離されている状態(^^;)で、ケーキセットを頼んで、おしゃべりを楽しみました。

 シニアなみなしゃ〜ん、ご存知ですか? 55歳以上は、繁忙期ではない、普通の平日に、ウィラーエクスプレスで、1000円で行けるキャンペーンをやってますよ〜。今のキャンペーンは今月いっぱいみたいだけど、ホームページ表紙の情報にある割引・キャンペーンをクリック、その先にある「おとなの自由旅」というバナーを選んで、見てみてくださいね〜。第一弾は今月末までだそうです。

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 という事を、よく年上のご主人と旅行しているという友人に話して、お安いバス使って、秋にでもどっか行きたいね、日帰りでもいいし・・などなど、たびばな(想定)を楽しんだのでした。

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