昨日の弾丸ツアーの最中、ふとガラケーに目を止めたら、ニュースフラッシュの細い帯に「高倉健さん死亡」の文字が見えて、えっ!と思って、もう少し詳しく読める画面を出して、見間違いではないと分かって、旅の途上ながら、ご冥福をお祈りした次第です。

 男は黙って・・・・というビールの広告にも出ておられたけれど、寡黙なイメージのあった健さんは、現場を和やかにするために冗談を飛ばしたりする気遣いの人だったようで、ニュースは賞賛と惜別の嵐でしたね。

 男は黙って・・・と言えば、スポーツ選手もそういうタイプが多い(もちろん、女は黙って・・・も多いですが、とりあえず、健さんちなみで「男は・・・」と書かかせていただきました)。
 先週末のロシア杯。とても残念ながら、ショートプログラム3位の小塚選手、フリーがうまく行かず順位を落としてしまったのですが、それに対して、自分の心がついて行っていないと、あくまでも、自己責任のように語ったそうですね。

 ファンの方はご存知のように、彼は股関節に先天性の障害があると分かりましたが、疾病やけがと違って、完治は難しいものだそうです。 

 フリーの前には、評価が落ちているから、頑張ると言っていたのですが、海外のジャッジが、もし彼の状況を知っていたら、別の見方をしてくれる可能性もあるのに、それを言わない。あくまでも不振は自己責任のように言う彼。彼の生きる上での美学なんだろうなぁと思います。

 一方、世の中には、たかが指先をちょいとケガをしただけで、赤ちゃん相手に奮闘して疲れ切っている妻が困っていても、皿洗いなどの家事分担は出来ないとか、何かしら言い訳、言い逃ればかりしている人間も大勢いるわけで(私もその一人にカウントされる事でしょう)・・・。(^^;)

 上記のような情けなくも卑怯な言い訳とは別に、凡人にとって、適切に、言い訳というか、理由の説明をしておくことは、生活をスムースにしてくれる場面も結構あると思うのですが(例えば、本当に具合が悪くて、あるいは前もって動かせない予定を入れてしまっていて、自治会の清掃活動に出られないなんて時は、ちゃんと事情を説明しておいた方が、あらぬ誤解を招かないで済みます)、自分が真の主役の人たちは、言い訳一つが周囲を振り回してしまったりするという事をよく分かっておられるのでしょうね。
 
 その真摯な姿勢が、憧れを伴って多くの共感を呼ぶのだろなぁと思います。

 健さん、長い間お疲れ様でした。背筋のピンと張った生き方を見せて下さってありがとうございました。

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