お山は快晴。朝は冷えますが、日が上るとポカポカ。
近年、食欲ならびに物欲は、どうやら人並み以下になりつつあるのですが、眼福欲だけは人一倍肥大しているようです。
その一つにフィギュアスケートがありますが、紅葉シーズンは何回でも紅葉狩りしたいという欲深さです。
Yahoo!紅葉を見たら、昨日まで見頃だった昇仙峡も散り始めに表示が変わり、唯一残ったのが身延山の日蓮上人の草庵跡とのこと。そこで、そうだ、身延山行こう!になりました。
近年、食欲ならびに物欲は、どうやら人並み以下になりつつあるのですが、眼福欲だけは人一倍肥大しているようです。
その一つにフィギュアスケートがありますが、紅葉シーズンは何回でも紅葉狩りしたいという欲深さです。
Yahoo!紅葉を見たら、昨日まで見頃だった昇仙峡も散り始めに表示が変わり、唯一残ったのが身延山の日蓮上人の草庵跡とのこと。そこで、そうだ、身延山行こう!になりました。
身延山は日蓮宗の総本山で有名な大寺院ですが、山梨県内だからいつでも行けそう、というありがちパターンで、一度も参拝したことがありませんでした。
途中、国道52号線沿いの今年7月にオープンしたて、新築のにおいのする道の駅富士川で一休み。
展望フロアもあって、四方の山が見渡せました。
ここで農産物と、おやつを調達し、いざ、身延へ!
こちら山門ですが、オベリスクみたいなものも建っている場所はロータリー状態になっています。山門の手前に車で通り抜ける総門というのがありまして、そこから少し走ると門前町に。
山門をくぐると、そこは聖域というおごそかさに満ちています。
度肝を抜かれたのは、菩提梯(ぼだいてい)という、まさしく梯みたいな急傾斜の石段。最初の踊り場までのぼってみましたが、一段一段が高く、無理して頑張って、あとが怖い!
そこで、途中から男坂に迂回しましたが、この男坂からして、相当息が上がります。ほかに女坂というのもありますが、脚の悪い方や体に障碍のある方などにはえらく難儀そう。少なくとも車いすでの移動は無理そうです。
ところが、菩提梯を、私らよりかなり年上、75才くらいの男性が、すっすと上っておられるのには驚きました。日ごろからお詣りされている方でしょうか?
はふ〜と言いながら、たどりついた本堂前。菩提梯を上から見ると、奈落の底に向かうがごとく。これ、きっと下りる方が上る以上に大変だと思います。
ツアーバス等、観光コースの枝垂れ桜お花見ツアーの写真によく載っている五重塔はこちら。↓
明治初年に大火があったそうで、境内の多くの建物が再建、復元だそうですが、さすが日蓮宗総本山だけあって、堂々たる大伽藍です。しかも、信徒ではなくても、かなりいろいろなところを見せていただけまして、太っ腹。
な、なんと、ロープウェイまでありました。奥の院まで徒歩なら2時間をロープウェイは7分。
眺望絶佳。3連休初日という事もあって、満杯てんこ盛りの乗客を乗せて行き来します。
到着した山頂では神々しい富士山も。
日蓮上人お手植えと伝わる杉が4本あり、うち1本は立派なこぶがあって、何かの意味をなしているように見えて来るのでした。
奥の院から、上人は生まれ故郷の安房の方を眺め、両親を思って、涙されたとか。
ロープウェイと駅舎、売店をデザインしたのはななつぼしのデザイナーさんだそうで、なかなかモダンな雰囲気で、抹香臭くはございませんでしたが、実際はお香の香りがいたしました。お数珠から、お菓子まで、いろいろなお土産を売っていました。
ロープウェイ乗り場の手前に、4面ガラス張りの豪華なエレベーターがありまして、先ほど、足の不自由な方や障碍がある方はどうして参拝されるのだろう?という疑問が氷解です。
エレベーターとは言いますが、殆どケーブルカーの状態で、傾斜面をゆるゆる上下するのです。私たちとあと一組しかいないので、ガラスの向こうがよく見えて、大変に贅沢でした。
先にも書いたように、本日のお目当ては、Yahoo!紅葉2014で見た、身延山西谷の「見ごろ」だったのですが、夕やみが迫る頃の紅葉狩りとなりました。
身延山中は宿坊、塔頭多数で、白い装束の信徒さんたちの姿もたくさんありましたが、西谷という、日蓮上人が庵に暮らされたという地点まで、エレベーターを降りたところの駐車場から、10分位歩きました。その途中の道にも枝垂れ桜が植わっていて、春にも来たいなぁと思いました。
イチョウの色づきもなかなか。
ご廟所とご草庵跡のあるエリアの入り口は、ちょっとした渓谷風で、そこを彩る紅葉がきれいでした。
囲まれた黄緑色の部分が草庵があった場所だそうです。↑
こちらには徳川家康の側室、保科正之公の母、水戸光圀公の母などのお墓もございました(昔の偉い方は、あちこちにお墓というか、供養塔があるので、こちら以外にもあるのかも知れませんが)。
暮れなずみ、火が点る寺院建築と言うのも、なかなか風情がありました(一人だったら、ちょっと怖いかも?)。
ゆるゆる歩いて、駐車場に戻りました。
以前、桜の時期に善峯寺を参拝した時に、お寺は昔のテーマパークだと思いましたが、身延山も然り。善峯寺以上の偉容ですので、日蓮宗の信徒さんのみならず、全国の善男善女が春は桜を、秋は紅葉を、夏は涼しさを求め、また門前町の散策や、近隣の温泉を楽しみに参拝されるのだろなぁと思いました。
たくさん歩いて、お腹も空いたので、予約をしておいた毎度おなじみの近所の定食屋さんでガッツリ食べて帰りました。
蛇足*そうそう、途中、双葉町のラザウォークというショッピングモールに寄りましたが・・・大感謝祭のユニクロのレジ前の長蛇の列に、よりあったかバージョンのヒートテックを入手しようと言う願望は潰えました(笑)。 立派な駐車場無料のショッピングモールがある地方の方が、有料でせまっくるしい駐車場しかなく、店舗も中途半端な政令指定都市の隅っこの暮らしよりいいよなぁとまたしても垂涎ものでした。
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途中、国道52号線沿いの今年7月にオープンしたて、新築のにおいのする道の駅富士川で一休み。
展望フロアもあって、四方の山が見渡せました。
ここで農産物と、おやつを調達し、いざ、身延へ!
こちら山門ですが、オベリスクみたいなものも建っている場所はロータリー状態になっています。山門の手前に車で通り抜ける総門というのがありまして、そこから少し走ると門前町に。
山門をくぐると、そこは聖域というおごそかさに満ちています。
度肝を抜かれたのは、菩提梯(ぼだいてい)という、まさしく梯みたいな急傾斜の石段。最初の踊り場までのぼってみましたが、一段一段が高く、無理して頑張って、あとが怖い!
そこで、途中から男坂に迂回しましたが、この男坂からして、相当息が上がります。ほかに女坂というのもありますが、脚の悪い方や体に障碍のある方などにはえらく難儀そう。少なくとも車いすでの移動は無理そうです。
ところが、菩提梯を、私らよりかなり年上、75才くらいの男性が、すっすと上っておられるのには驚きました。日ごろからお詣りされている方でしょうか?
はふ〜と言いながら、たどりついた本堂前。菩提梯を上から見ると、奈落の底に向かうがごとく。これ、きっと下りる方が上る以上に大変だと思います。
ツアーバス等、観光コースの枝垂れ桜お花見ツアーの写真によく載っている五重塔はこちら。↓
明治初年に大火があったそうで、境内の多くの建物が再建、復元だそうですが、さすが日蓮宗総本山だけあって、堂々たる大伽藍です。しかも、信徒ではなくても、かなりいろいろなところを見せていただけまして、太っ腹。
な、なんと、ロープウェイまでありました。奥の院まで徒歩なら2時間をロープウェイは7分。
眺望絶佳。3連休初日という事もあって、満杯てんこ盛りの乗客を乗せて行き来します。
到着した山頂では神々しい富士山も。
日蓮上人お手植えと伝わる杉が4本あり、うち1本は立派なこぶがあって、何かの意味をなしているように見えて来るのでした。
奥の院から、上人は生まれ故郷の安房の方を眺め、両親を思って、涙されたとか。
ロープウェイと駅舎、売店をデザインしたのはななつぼしのデザイナーさんだそうで、なかなかモダンな雰囲気で、抹香臭くはございませんでしたが、実際はお香の香りがいたしました。お数珠から、お菓子まで、いろいろなお土産を売っていました。
ロープウェイ乗り場の手前に、4面ガラス張りの豪華なエレベーターがありまして、先ほど、足の不自由な方や障碍がある方はどうして参拝されるのだろう?という疑問が氷解です。
エレベーターとは言いますが、殆どケーブルカーの状態で、傾斜面をゆるゆる上下するのです。私たちとあと一組しかいないので、ガラスの向こうがよく見えて、大変に贅沢でした。
先にも書いたように、本日のお目当ては、Yahoo!紅葉2014で見た、身延山西谷の「見ごろ」だったのですが、夕やみが迫る頃の紅葉狩りとなりました。
身延山中は宿坊、塔頭多数で、白い装束の信徒さんたちの姿もたくさんありましたが、西谷という、日蓮上人が庵に暮らされたという地点まで、エレベーターを降りたところの駐車場から、10分位歩きました。その途中の道にも枝垂れ桜が植わっていて、春にも来たいなぁと思いました。
イチョウの色づきもなかなか。
ご廟所とご草庵跡のあるエリアの入り口は、ちょっとした渓谷風で、そこを彩る紅葉がきれいでした。
囲まれた黄緑色の部分が草庵があった場所だそうです。↑
こちらには徳川家康の側室、保科正之公の母、水戸光圀公の母などのお墓もございました(昔の偉い方は、あちこちにお墓というか、供養塔があるので、こちら以外にもあるのかも知れませんが)。
暮れなずみ、火が点る寺院建築と言うのも、なかなか風情がありました(一人だったら、ちょっと怖いかも?)。
ゆるゆる歩いて、駐車場に戻りました。
以前、桜の時期に善峯寺を参拝した時に、お寺は昔のテーマパークだと思いましたが、身延山も然り。善峯寺以上の偉容ですので、日蓮宗の信徒さんのみならず、全国の善男善女が春は桜を、秋は紅葉を、夏は涼しさを求め、また門前町の散策や、近隣の温泉を楽しみに参拝されるのだろなぁと思いました。
たくさん歩いて、お腹も空いたので、予約をしておいた毎度おなじみの近所の定食屋さんでガッツリ食べて帰りました。
蛇足*そうそう、途中、双葉町のラザウォークというショッピングモールに寄りましたが・・・大感謝祭のユニクロのレジ前の長蛇の列に、よりあったかバージョンのヒートテックを入手しようと言う願望は潰えました(笑)。 立派な駐車場無料のショッピングモールがある地方の方が、有料でせまっくるしい駐車場しかなく、店舗も中途半端な政令指定都市の隅っこの暮らしよりいいよなぁとまたしても垂涎ものでした。