快晴の身延山久遠寺参りの日。お参りについては別途書きたいと思いますが、経路として使った中部横断自動車道について思ったことを少々。

 今回、中央道双葉JTから増穂までの初走行ですが、連休初日の土曜日というのに、増穂へ向かう車が殆ど無かった事に驚きました。対向車線にしても、若干は多いですが、その程度。いかに未完成路線としても、あまりの利用者の少なさでした。

 しかも、片道一車線で中央分離帯は無し。かつての中央道がそうだった時期を覚えているやつなので、既視感はありました(笑)。

 
 帰りは国道52号線を使いましたが、この道路、信号の数が少なくて、そんなにストレスがありません。相模原を通る国道16号線みたいに、200メートルごとに信号があるんではないかと思われる程の場所では高架にして渋滞回避をする意義がありますが国道52号線自体の車線を増やした方が良いのではないかと思われました(低速運転の車がいると、滞る場面が僅かとはいえあったので)。

 とはいえ、 釜無川〜富士川に近いエリアなので、高架にする意義はひょっとして、河川の氾濫対策なのかなと思いましたが、このスタイルを、まんま八ヶ岳南麓に持って行くのはいかがなものかと首をひねりました。

 片道1車線の信号無し道路、それを高架として持ち上げるにせよ、地面に近いところに据えるにせよ、莫大な工費を掛けるくらいならば、国道141号線を整備した方がいろいろな意味で良いではないかと思いました。

 八ヶ岳を通る中部横断自動車道問題に、ほぼ関心なし状態の夫ですら、走行した中部横断自動車道の意義について疑問を投げかけていたので、身びいきなしに見ても、高架の新設道路は無駄に見えるようです。

 そもそも国道141号線も、交通量が多いのは行楽でにぎわう時期、時間帯のみ。でも、道路を新しく作れば、国道と新設道路の双方にインフラ整備の費用がかかってくる訳で・・・・

 国が金が無い!福祉切り捨てます、35人学級をもとに戻します。増え続ける高齢者が国の財政を圧迫してると、毎日のように叫んでいる時に、いいんですかねぇ。(^^;)

 もちろん、きちんと整備しないと、笹子トンネルのような悲劇が起きる訳ですし、大きな地震がしょっちゅうの国で手抜き工事が許されるはずもなく、建設資材が値上がりし、労働力不足の時に、ピークに合わせての想定での道路新設、いいんですかねぇ。

 これって、国を家庭になぞらえて考えると、主婦が一生懸命節約してるのに、だんなが家計を顧みず、いい顔したいと交際費をばらまいて、過去の計画にこだわって無駄遣いしているみたいな感じ(夫婦が真逆のパターンもあるでしょうが)ですわ。節約主婦としては許せないわ!

 富士山も見えるし、新設されたばかりで、恐らくは横断道完成の暁にはサービスエリアと兼用になると思われる道の駅富士川はなかなかいい施設でしたし・・・しかし、中部横断自動車道の未着手部分については、今とは相当違った経済状態、人口構成の時代に考えられた計画を、今実行する意味があるのか? それぞ無駄遣いじゃないの?と思わざるを得ない初走行でした。

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