朝は錦織君の試合をチロ見。相手の選手はかつて世界ランキング一桁。今は怪我で3桁という油断の出来ないお方だったようですが、やはり今の錦織君には勢いがありました。途中で少々外出。接骨院へ。常連さんと楽しくしゃべる待ち時間でした。

 午後になって、ほんの少しだけ手ぬいの天使がおりてきたので、こんなのを作りました。

image


 なんのこっちゃない、単なる袋です。残り布に、断捨離しないで後生大事に持っていた紐がここで役立ちました。何年寝かせてたんだろう(^^ゞ。でも、駅そばスーパーが閉店し、この1年とみに買い物の便が悪くなった我が家では、こういう「捨てないで取っておく」が役立つことがたまにはあるので、ますます捨てられません。

 この袋を何に使うかと申しますと・・・
 これを入れるため。

image


 なんだ、この塊は?

 はい、こういう説明がついています。

image


 百均で4年位前から売っているモケモケストールというか、マフラーで、説明を読むと、ボレロ風にすら巻けます。

 実際に、姪の結婚式の時、このタイプのストールは持って行ったが、ボレロを忘れてしまって、寒風吹きすさぶ3月末のチャペル外の写真撮影の時、ボレロ風に巻いて何とかしのいだ奴です。いくらなんでも、まさかに100円を羽織ったとはだれも思うまい(と思ってますが・・・まぁ、高級品には見えませんな)。
 
 ぶわぶわしていますが、こうやって作った袋に押し込めると、小さくなりますので、バッグに入れて持ち歩けます。

image


 袋のオリジナルサイズは、もともとバリ島土産か何かのコーヒーが入っていた更紗風の小袋を踏襲しました。つまり、その小袋も断捨離しなかったからこそ、ストール収納に役立っているという、今日はアンチ断捨離2連発です(笑)。

 このストールはそもそもご近所お茶会で一人の友人が巻いてきて「実は」と種明かししてから、近所でちょっとしたブームになって、何人かが色違いやらお揃いやらで持っていて、私なんてこれで3つ目だわ〜。本当に安いが好きな女です(これでアンチ断捨離3発目か・・・断捨離先生方は、安物を使うのは自分を安い奴と思ってる深層心理があるからとおっしゃっておられますので。・・・でも、それについては否定できない)。


 さて、能天気な事をかきましたが、夕方テレビをつけると、イスラム国が日本人二人にオレンジ色の服を着せてひざまずかしている映像を流し、身代金を払わないと処刑すると告げたという事件が報道されていました。

  これで思い出すのが、長男が高校時代の、イラクで処刑されてしまった香田青年の事。水面下で何が行われたのかは知りませんが、当時の首相の小泉さんの「勝手に行ったんだから、どうなっても知らない」という主旨の冷たい発言と、映像の中で「すみません」と侘び、日本に帰りたいです」と悲しそうに言っていた青年の姿が目に浮かびます。

 当時はイラクで人質となった男女の家族の態度が悪いとか(実はマスコミがバッシングしやすくなるような映像部分だけを取り上げていたという事も後で判明したようですが)、バッシングの気配が満ち満ちていた中で、無残な死を迎えた香田青年の家族の、ひたすら詫びるだけのコメントが、本当に気の毒でした。

 確かに、当時、政府も危ないから行くなと言っていた国にわざわざ乗り込んでしまった事は軽はずみだったとは思いますが、彼はあらかじめの危険を予想出来る報道関係者や軍事関係者と言った「プロ」ではなく、いわばアマチュアの一般人だった訳で、もう少し何とかならなかったのかと・・・何をしでかすか分からない息子の親として、香田さんの親御さんの事を思うと、本当に切ない事件でした。

 その時の苦い教訓なのでしょうか。今回は犯人側の言う金額を差し出すという報道も流れていますが・・・

 勿論、人命は尊重しなくてはですが、昨今、厳しい財政状況を喧伝、福祉等のセーフティネットを切り下げている中、海外への支援はまだしも、傍若無人な集団へ資金供与をする事になるかも知れない事、そして、香田さんの事を思い出すと、すっきりしないものはあります。

 勿論、自ら信じる神の名の下に、数々の残虐さを発揮する集団の事も、全く理解が出来ません。

 日本が海外派兵の面でもアメリカ追従型に舵を切れば、こういう事件が増えるのではと懸念していましたが、その通りになってしまいそうで心配です。
 
 何とかいい方向で解決して欲しいものです。

人気blogランキングへ