遅まきながらの子育てグループ新年会。待ち合わせはスターバックスで。友人に釣られて、初めてデカフェというカフェイン無しのコーヒーを頼んでみました。(^-^)

 ランチはスタバと同じく汐留シティーセンター内の和食のお店ですが、ビジネスランチ時間が外れた事もあって、眺望絶佳の個室に入れて貰えました。

image


 この画像では写っていませんが、スカイツリーも見えました。
 
 湯葉ご膳なり〜。

image


 普通なら、ここで食前酒となるのでしょうけれど、無し!

image


 食べて喋って・・・ゆっくりと積もる話が出来たので満足でした。

 そして、総勢7人のうちの5人で高輪にある畠山記念館へ。茶の湯の心得のある友人が誘ってくれたのですが、実は行きたかったので良かった〜。先月の出光美術館で案内チラシをゲットしていた開館50周年 THA琳派展であります。

 畠山記念館、お名前はかねがねでしたが、今までご縁がありませんでした。茶道具を中心にした美術館で、荏原製作所の創業者畠山一清氏のコレクションをもとにしたそうです。

 昔の富豪や創業者は、茶の湯や美術品などに通じて、コレクターとなり、美術館など、後世に残るハコモノを残した方が多いですね。単なる成金として、ぱ〜っと使い切るのではなく、誰でも気軽に名品を見られる場所を作るという文化的スポンサーのお役目は、福祉や奉仕へ投じるのと、見た目の方向性はかなり違いますが、共に尊いものだと思います。

 入館料500円、こじんまりとした昭和の香りのする美術館で、いまどき珍しくスリッパに履き替えて上がるのも新鮮です。敷地内にはお茶室やお庭もあります。展示品はケースに入っているものが殆どでしたが、季節柄お雛様の展示もあり、また、重文の十二か月花鳥図の躑躅を含む掛け軸は畳の上に座って拝見する事が出来て、その端に誰でも入れるお茶室もありました。

 私は琳派大好き人間でして、特に流麗にして簡略化された曲線美が好きです。書は本阿弥光悦、下絵が俵屋宗達という和歌の描かれた巻物の美しい事!華麗だが上品シンプル。・・・・どうしても、小塚選手のスケーティングを思い出すのですな。(^^ゞ

 お殿様の二男坊、酒井抱一の四季の花々が精密に描かれた屏風の右下に、大好きなホタルカズラが描かれているのを見て、人の暮らしや見た目は移り行くが、自然の美は同じ顔を見せてくれるのだなぁと感慨がありました。

 ここは4時半に近づくと、閉館時間の触れ込みがあり、受付の人たちもとてもフレンドリーで、ほかの美術館とはちょっと違う雰囲気です。古めかしいという人もいるでしょうけれど、それがかえってとってもあたたかい感じです。

 何となく駅から遠い、山坂歩くというイメージを抱いていたのですが、友人が先導してくれて、住宅街の細い道を通って10分もしないうちに、まるでお寺を思わせる小高い丘の美術館に到着しまして、山坂ありませんでした。一度場所が分かったら、もうハードルはありません。今度はゆっくりとお抹茶も味わいたいものだと思いました。
 
 口福&眼福な1日でございました。

人気blogランキングへ