曲がり角に来て行く先が心配な上、災害も多い日本ですが、個人情報の扱いも心配です。

  8月の末、ガラケーに突然、登録した記憶のないところから広告メールが入りました。

 最近は個人情報の登録に気をつけているので、一体どこからメールアドレスが漏れたのか見当がつきません。

 唯一わかっているのは、広告の内容自体は知名度の高い企業の美容製品のモニター勧誘で、いわゆる悪徳商法ではなさそうということでした。

とはいえ、出来たら登録解除、いえ、入会した覚えが無いから退会したく、文末にあったサイトに行ってみましたが、パスワードが必要と書かれていました。

入会した覚えが無いのですから、パスワード設定もしていません。このサイトで少しうろつきましたが、何の解決にも至らず、9月になってガラケーの請求金額を見たら、パケット割の範囲を越えていくらか余分な請求が来るという面白からぬ事態になっただけでした
発信者のメアドを見て検索すると、モビオンというサイトらしいのですが、このモビオン、退会したくても出来ないというぼやきがいくつか出ていました。

しかも、現状のモビオンのサイトは貧弱で問い合わせを受け付けている気配がありません。

いくつかの質問サイトやブログを見ていると、ファミレス、ファーストフードなど、自前のシステムを構築する程の規模では無いところが利用しているらしく、そういう店で割引クーポン目当てに入会した人の情報が利用されているらしいのです。

が、記載されている企業のどれも我が家の近くに店がなく、利用経験がありません。

そこまで来て、やっとこさ、メール最後尾にある主宰企業がモビオンではないと気付いて、そちらのサイトを訪問しました。イーパークという企業でした。

そのサイトに退会処理がうまくいかない人のための電話番号というのが記載されていたので、すぐに掛けられば良かったのですが、すでに受付時間が終わっていたために、また改めて、と思ったあとに・・・すっかり忘れてしまったアホです。

昨日、また同じ宣伝メールが入りました。すっかり手順を忘れて、またモビオンで調べ、同じ愚を繰り返し、イーパーク にたどり着いたら、あら、問い合わせのフォームは見つかりましたが、電話番号が見つかりません。8月にサイトを見た時に、一応は登録しておいて、後で掛けようと思っていた電話番号がガラケーのアドレス帳に載っていましたが、その番号を入れて検索を掛けると、最早使われていないという結果が・・・( ̄▽ ̄;)

仕方ないので、メール文面にあった問い合わせ先にメールで問い合わせしている最中です。まる1日経ちましたが、現状、返答はありません。今後、もし返答が来たら、ご報告させていただきますね。

→後日、丁寧な説明と退会処理をしましたというメールをいただきました。今まで大手企業と思っていたところからでも、きちんとした返事をもらえなかった経験があったため、正直なところ、今度も放置かもと思っていたのですが、うれしい対応で感謝です。だいぶ以前、ポイント目当てだったのか、新機軸に飛びついたのか、snsに登録したのが原因との事で、その頃は登録記録をきちんと付けていませんでした。何はともあれ、これからは安易に個人情報登録するものではありませんね。改めて反省と自戒しました。

問い合わせについては、どの位の個人情報が把握されているのかが分からず、イーパークという企業の信頼性もわからないために、失礼ながら、名無しの権兵衛で出しました。スマホサイトを見ると、アドレスだけ記載すれば名無しでも応じているようなので、名無しメールでもお返事いただけると期待していますが・・・果たして?


 なお、先月のメール受信後に手当たり次第にあちこちのサイトを見た結果では、どうやら、駅近くのチェーン店のドラッグストアのメンバー登録が怪しいようなのです。

でも、もう何年も前のことで、一体何を書いてメンバー登録したのか、控えも出してくれなかったし、たかがポイントメンバーと思い、気楽に考えていました。

先月から唐突に美容関連のメールが入るようになったのは、そのドラッグストアチェーンがイーパークのシステムに加入したのかも知れません。

 以下、あくまでも私の想像が当たっていたという前提で書きますが・・・・

メンバー登録の約款には、個人情報を利用して何らかの宣伝活動を行うことを承認という条項が入っていたのかも知れません。

確か、入会登録した時にレジの人に聞いたら、たいしたことやりませんからというお返事だったかと思います。


 ちなみに、捨てられない女な私は、メンバー登録の時に約款みたいなものをくれたら、紙切れ1枚でも取ってファイリングしているのですが、そのドラッグストアでは登録時にそういうものをくれなかったようで、ファイリングしてありませんでしたので、約款を確かめようがありません。唯一、カードの切替をした時に紙切れをくれたのがファイリングしてありましたが、約款は何も書いてない紙でした。

それでも、メンバー登録すると言うことは約款の中身を承認ということで、新システムに加入したり、委譲したら、それがどんなに消費者に不利な内容でも、そちらのやり方に従うということなんですね。

 入会を決めた私も迂闊でしたが、入会を勧めた店の人も、それがどうなるか分かっていなかったという事がよ〜く分かります。

ガラケーのアドレスを書かないで、捨てメアドにするか、そもそも、アドレスありませんにしておけば良かったかもです。いや、そもそも、たいしてたまらないポイント目当てにメンバー登録なんてすべきではなかった!

あの頃は何でもかんでもやたらとメンバー登録しまくってましたが、何年も経って、思いがけない弊害が出てきた訳です。

一度流れた情報を回収するのは、簡単なことではありません。

 年金情報の流出の記憶も生々しい中で行われるマイナンバー制度。 中小企業の対応が遅れているし、地域の行政でも不安を抱えているという新聞記事を何回か読みましたが、それなのに、10月から開始する勇み足には甚だ不安を感じます。

また、最初の取り決めは緩かったのに、どうとでも解釈可能な決まりを承認してしまうと、当初の想定から大幅に外れる事態になったとしても、歯止めが効かない、後戻りが出来ないという危険も感じます。過去、軽い気持ちで登録していた情報が、今頃どんな形で独り歩きしているのか考えると・・・ちょっと、いや、かなりゾワリと来ます。

 今、国を揺るがしている安保関連法案も、説明を聞くと、きわめてあいまいで、解釈次第でどうにでも拡大出来そうというところで、多くの人たちが納得できないでいると思うのですが、ポイントカードの登録と言った国事から思えば些事ですら、ありゃりゃという思いをしたり、心配になったりするのですから、ましてや国事レベルで、どんな事態になるのか・・・本当に心配です。

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