本格的な秋になり、家事の都度、汗だらだらにならずに済むようになりました(もう少し経つと今度は寒いと言い訳が出来る!)。

 そうなると気になるのは、家の中がすっきりしないこと。

 原因は・・・音が歪んでしまう電子ピアノを筆頭とする、死蔵品、不用品も相変わらず多いのですが、最近は布類がごっちゃりしているのが大きいです。

 そう、手ぬいをたしなむようになってから、布地が集まって来ました。

 レッスンで作った作品のハギレくらいならかわいいものだったのですが、親御さんの家の片づけ中の友人についていって、洋服ダンスにずらりと並んだ着分の布地をついつい貰ってきてしまったり(精査して、不要分は寄贈型リサイクルショップに持って行くんだってばぁ!)、そもそも、自分の実家から発掘された着分の布地があったりします。

 そこへ持ってきて楽天で福袋的な布地を買ってしまったり、ハギレをお店で買ってしまったり・・・

 
  いまさらですが、布地も集積すると重いですね、かさばりますね。

  ですが、着々と縫う訳には行かないのです。

  もちろん、最近ますます目が疲れやすくなったし、通して縫物をすると拇指の付け根が傷んだりするという身体的な理由もありますし、そもそも怠け者だという事もありますが、一番大きな理由は・・・


  引き出しの中がパンパン。洋服ダンスももう入らない。

  楽しい!と色々作っているうちに、特に夏服はかなりの数が自作になっていたのでした。作った分、既存の服を処分というのが建前ではありますが、今年の夏の気候ひとつとっても、今日が猛暑なのに、明日はガクンと気温が下がる、そのうちにまた猛暑に戻るというような状態で、色々な気温に応じた服を用意しておかないとというのがあります。

  それと接骨院通いというのも大きいです。ゴッドハンド先生の施術の邪魔になるような、ツルツル滑りそうな服や、手ぬいには最適な薄手だけど、先生が破れを心配されそうな素材は避けていますから、どうしても、ある程度の摩擦力を持ち、そこそこ厚みのある素材の服、すなわち既製品を維持せざるを得ないのです。

  昨年の春先位までは、服の持ち数を減らして行って、わ〜、たんすの引き出しの動きがなめらかになった、引っ掛からなくなったヽ(^o^)丿と喜んでいたんですが。


  先般会った友人(リサイクルショップのリーダーさん)は、自分のお友だちで籐を習っている人がいるけれど、課題のものなど作っているうちに、かさばってしまってどうしようもないと嘆いていた、モノを作る系の趣味のジレンマねと言っていましたが、まったくその通り。

  そういえば、人形作家だった祖母も布地をてんこ盛りで持っていましたが・・・いささかなりとも世に出た祖母と、家に埋もれている私の違いですね。祖母は商売道具(?)である布をきちんと整理できていましたが、単なる欲深の私はごちゃごちゃにしています。

  服や籐のかご、絵画や陶芸のような物体ではなくとも、何かしら、作りたいと思う時、モノが増えるのは仕方ない事なんでしょうかね?

 たま〜に作家の方とか、すごくすっきりした暮らしをされている方もいらっしゃるようですが(宇野千代さんなどもそうだったと読んだことがあります)、大概は資料がものすごい数の書斎におられますよね。

  断捨離、ときめきで片づけ、などなどを唱えておられる先生方は、創作(私のような低レベルから、芸術家の域の方まで)意欲とモノのあり方はどのように考えておられるのか・・・・創作とモノの少ない暮らしは共存できるのか・・・ぜひぜひ知りたいですわ。

 どなたか共存させていらっしゃる方がいらしたら、コツを教えてくださいませ。_(._.)_

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