友人がくれた山崎豊子展の招待券、そろそろ行っておかないと、会期中に行けないで終わってしまうかも知れないぞと思って、都内の友人に声を掛けたところ、いきなりのお誘いにもかかわらず、乗ってくれました。




 そうなると、ありがたい事に、最近どうもねな私もエンジンがかかります。

 横浜高島屋の正面入り口で待ち合わせ、先ず展示を見てしまいましょうで、上階にあがると、すごい混雑です。

 原因は北海道展。

 聞くところによると、デパートで人を呼びたかったら、まず北海道展か京都展なんだそうですね。

 きれいで繊細だけど、その分、ボリューム感が少ない、すなわちコスパ的にどうかと言う京都より、ダイナミックなおいしさあふれる北海道の物産の方が、昨今の諸物価値上がりの折には魅力的なんではないでしょうか。

 とにかくすごいにぎわいでビックリ。途中、何か所か行列の最後はここですという看板が出ていて、ぎょっとしたのですが、それらはラーメン屋さんやら何やらイートインコーナーのものでした。
 前回、徹子の部屋展を見たのと、ほぼ同じあたりではないかと思われますが、山崎豊子展は、北海道展の激にぎわいほどは混んでいませんで、ほっとしました。ランチタイム突入も功を奏したのではと思われます。

 大阪は商人の街船場に生まれた豊子さん、最初のうちは自分の実家もモデルになっているのではという浪花ものを書いておられましたが、だんだんに社会派として頭角を現して行かれます。

花のれん (新潮文庫)
山崎 豊子
新潮社
1961-08-17



 ご本人の自筆原稿やメモ、草稿などに加え、映像化された作品の台本、スチール写真などもありまして、子ども過ぎた私は知らないものもたくさんありましたが、「財前教授の総回診です」の「白い巨塔」の辺りから、記憶にございます。

 そして、大河ドラマ初の現代ものの原作「二つの祖国」を経て、私が1番印象的なのは、人気俳優の上川隆也さんの出世作「大地の子」でありました。

大地の子〈1〉 (文春文庫)
山崎 豊子
文藝春秋
1994-01-10



 あのドラマ、まだ子どもたちが小さいころにオンエアされて、確か最初のオンエアでは見られなかった。けれど、好評に応えての再放送で見て、録画もしたと思います(当然VHSテープに)。

大地の子 全集 [DVD]
仲代達矢
NHKエンタープライズ
2002-09-06



 見て、泣きましたね〜。陸一心の苦難の人生は勿論、中国人養父の深い愛情も素晴らしかった。

 テレビドラマに感動して、そのあと、両親が買っておいた原作を読みました。原作の方が、特に生き別れとなっていた妹の暮らしや、陸一心を陥れようと画策する男の、その心情に至る過酷な人生が、より辛い内容でした。

 仲代さんと上川さんの映像などもありました。

・・・と一生懸命見たいのに、途中でぼわ〜んとして来ました。

 まだ本調子ではないのでしょう。 真っ二つになった度の強い方のメガネではなく、ゆるいメガネで見辛い事に加え、転倒した時に、どうも首に力がかかったらしく、時々ふらっと来るのです。

 しかも、場外から、様々な食べ物の匂いが漂ってくるのが、食欲いまいちの身にはきつかった。

 本当はもっとしっかり見たいのに、途中から飛ばし見で、わざわざ来てくれた友人には申し訳ない位でしたが、全然気にしないでくれてありがたい友です。

 どうも食欲不振の時は、ごった煮状態の匂いはダメなんですな。ほうほうの体で地下におりて、相鉄ジョイナスでレストラン探し。

 こってりダメ、洋食ダメ、ダメダメダメ・・・で結局、庶民的な雰囲気の昔ながらな雰囲気の和食の店(夜はお酒が飲めそうな)に入り、あじ刺身定食を取りましたが・・・食欲不振と言っていた割には完食です。

 私はやっぱりご飯とお刺身みたいなさっぱりとした食事だと生き返るようです。

 そこから、お茶でもと移動。横浜駅は本当に分かりづらいのですが、市営地下鉄の方に入り込み、階段を上がると、あさっての方向に出てました。(^^;)

 出たところに一番近い上島珈琲は駅から結構離れているのにほぼ満席。駅に寄った方の、以前何回か利用しているカフェ・ド・クリエが穴場でした。ここ、横浜国際ホテルの1階で、トイレもきれいです。(^-^)

 季節限定モノらしい、マロン入りのコーヒーを、友人はアイス、私はホットで取っておしゃべりに興じました。

 まったくね・・・お勉強っぽい文字いっぱいの展示では、匂いや混雑を通ったことなどによる悪条件はあるにせよ、まったく低調子だったのに、おしゃべりともなると調子が上がるんですから、我ながら現金な。

 楽しくおしゃべりして、暗くなる前に解散。家に着いた頃には薄暗くなっており、洗濯物を取りいれる時に、ひさしぶりに蝙蝠の滑空がベランダから見えました(昔、蝶々が夜に迷子になってるんだろうと思っていたのですが、蝙蝠だと教えてくれたのは、まだ小学生の長男でした)。

 横浜は、遠く離れたところの方は、しばしば大都会、おされ〜なイメージを抱かれるようですが、どっこい、うちの方は自然が結構残っておりますし、いい意味で田舎っぽいところがあります(人間のあたたかさは、横浜市内でも1、2を争う位ではないかと思うんですが)。

 洗濯物の後は生協の仕分けと、日暮れが早くなったなぁと感じる6時台前半でありました。

 一部不調はありましたが、楽しい1日でございました。

 友人たちに感謝です。

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