昼前の遅めスタートで、最初は松原湖に紅葉狩りに行く筈が、明日の天気は下り坂で、急遽、小諸市にある布引観音に行こうとなりました。
途中、八ヶ岳を見て・・・
国道141号線、佐久に下ると、山の紅葉が、錦というのにふさわしい美しさでした。朱、オレンジ、緑と様々な彩が、小学校の時に習った唱歌の紅葉にうたわれている通り。でも、私の技術&スマホカメラで写真に撮ると平凡な画像になってしまうのでスルーです(※蛇足ながら、作詞した高野辰之さんは信州の出身ですから、こういう山々を見て書かれたのだろうなと想像しました)。
ちゃんと地図を見なかったので、小諸市に入ってから、若干迷いましたが、何とか到着しました。
途中、八ヶ岳を見て・・・
国道141号線、佐久に下ると、山の紅葉が、錦というのにふさわしい美しさでした。朱、オレンジ、緑と様々な彩が、小学校の時に習った唱歌の紅葉にうたわれている通り。でも、私の技術&スマホカメラで写真に撮ると平凡な画像になってしまうのでスルーです(※蛇足ながら、作詞した高野辰之さんは信州の出身ですから、こういう山々を見て書かれたのだろうなと想像しました)。
ちゃんと地図を見なかったので、小諸市に入ってから、若干迷いましたが、何とか到着しました。
布引観音。地元の若者に知名度低いんですね。道に迷ってお尋ねした某大型ショップ。親切に少し年上の先輩らしき人に問い合わせてくれた若者ですが、二人とも首を傾げて・・・
仕方なく、懐古園駐車場まで戻ると、そこにいたお兄さんはどうやら観光関係の方らしく、とても的確に場所を教えてくださいました。
先ほどお訪ねしたショップと直線距離ならとても近いのですが、河川や河岸があり、大回りしなくてはです。懐古園手前の信号を左折し(懐古園を背にして)ほぼ道なりに走り続ける事10分以内で、布引観音の駐車場に到着しました。
紅葉の時期の休日なので、結構たくさんの車がありましたが、懸念していた「空き待ち」は無しでした。
山門はなく、そこから石を組んだ階段を上って行きます。駐車場の真ん中にある看板に途中にあるランドマークの説明がありますが、距離感は不明。
その一つがこれ。↓ 馬岩?
正直なところ、どこが馬なのかよくわかりませんでした。
そして、少し歩くと、国の重要文化財のお堂が見えます。
峻険な崖上にあり、ミニ清水寺とか、三朝の投入堂に似ているなどとも言われますが、うわ〜という感じでした。
なおも歩くこと、何分か。サンダルやヒールのついた靴ではとても無理ですし、脚に障碍や病気をお持ちの方、ご高齢で体力のない方は残念ながら無理だと思います。
スマホ望遠機能を使って撮ったもの。なぜか、大きな蜂の巣と思しきものが、あたかも提灯のようにお堂近くの斜面にぶら下がっていましたが、撮っても訳わからん状態だったので省きます。
上がると、関所の門のような構えの門を通って(結界?)お寺の本堂に到着。峡谷ではありますが、浅間山が見えます。
本堂の脇にも岩を穿って建てられたお堂がありました。
そこを通り過ぎると、小さな白山社の前を通って、手掘りと思しきトンネルをくぐります。
このあたりは、まあまあフラット。ヒール靴はお勧め出来ませんが、急傾斜はありません。最初の上りで、現世の辛さを味わい、天に達した後は楽が出来るという信仰のようなものを感じる立地です。
仰ぎ見たお堂に到達しました。
舞台に上がれます。
ここからの眺め、本堂のある辺りはこんな感じに見えます。
が、清水寺では全然平気なのに、このお堂の端まで寄って、見下ろすのが恐ろしくて出来ません。高所恐怖症のつもりはないのですが・・・清水寺に比べ、心もとないのであります。
天井には比較的最近の奉納と思われる画がはめられてました。
観音様の格子戸には色々な願いが書かれた絵馬が掛けられていました。尊者像はお堂の際に安置されていましたが、どなた様でしょうか(仏さまの像は殆ど撮らない方なのでスルーです)。
よく見ると、お堂の入り口を二頭の獅子が守っていましたが、丸めた前脚が猫を思わせ、なかなかラブリーです。
トンネルのそばにいる獅子さんは、飛鳥の像とも通じる大陸的な風貌でした。
来たのと反対側からトンネルと通ると、この岩肌にお堂を建てること自体がすごいけれど、その手前にこのトンネルを掘ったというところに信仰のすごさを感じます。
帰り道、途中にある山門らしきもの(草鞋と像がおさめられていますが、旧参道だったのでしょうか? 今はくぐることが出来ません)の柵のこちらから見上げてお堂とお別れです。
なお、この布引観音は「牛に引かれて善光寺参り」の伝承のお寺です。無信心な欲深ばあさんが、牛に布地を持って行かれてしまって、追いかけて、たどり着いたのが善光寺。実は牛は観音様で、信仰のありがたさにふれたばあさまは心を入れ替えたというお話は、子どもの頃、聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
善光寺さんのサイトのこのページにも書いてあります。
さて、そのあとは懐古園に戻り、駐車場に入りました。
昔小海線を走っていたC56が保存されています。私は小海線にC56が現役で通常運転で走っていたのを知る最後の世代かも?
ここで、ケチンボ夫婦(というか主張したのは連れ合いなんですが)は入園料が無料になる5時から懐古園に入ることにして、街を少々うろつきました。
線路をまたいで、レトロな雰囲気の小諸駅前を通って、以前も見た重文の大手門、停車場経由で懐古園に戻りましたが・・・
タダな訳です。もう暗くて、ライトアップもしていないので、紅葉を楽しむなんてとてもとても。先週木曜か金曜の朝に「見ごろです」とNHKのおはよう日本で放映された風情は全く分からんでした。
例え1時間に満たなくとも、日没前に入園料をケチらずに入るべきだったと反省です。だってひとりたったの300円なんですからね(^^ゞ まぁ、また来年がありますし、5年位前に紅葉の一端を楽しんでいますから、良いですけどね。
教訓:過ぎたケチは結局のところ損です!
なお、小諸駅のそばにある観光案内所「小諸市観光交流館」はとてもフレンドリーでいい感じでしたので、小諸にいらしたらぜひ寄ってみてはいかがでしょうか?
人気blogランキングへ
仕方なく、懐古園駐車場まで戻ると、そこにいたお兄さんはどうやら観光関係の方らしく、とても的確に場所を教えてくださいました。
先ほどお訪ねしたショップと直線距離ならとても近いのですが、河川や河岸があり、大回りしなくてはです。懐古園手前の信号を左折し(懐古園を背にして)ほぼ道なりに走り続ける事10分以内で、布引観音の駐車場に到着しました。
紅葉の時期の休日なので、結構たくさんの車がありましたが、懸念していた「空き待ち」は無しでした。
山門はなく、そこから石を組んだ階段を上って行きます。駐車場の真ん中にある看板に途中にあるランドマークの説明がありますが、距離感は不明。
その一つがこれ。↓ 馬岩?
正直なところ、どこが馬なのかよくわかりませんでした。
そして、少し歩くと、国の重要文化財のお堂が見えます。
峻険な崖上にあり、ミニ清水寺とか、三朝の投入堂に似ているなどとも言われますが、うわ〜という感じでした。
なおも歩くこと、何分か。サンダルやヒールのついた靴ではとても無理ですし、脚に障碍や病気をお持ちの方、ご高齢で体力のない方は残念ながら無理だと思います。
スマホ望遠機能を使って撮ったもの。なぜか、大きな蜂の巣と思しきものが、あたかも提灯のようにお堂近くの斜面にぶら下がっていましたが、撮っても訳わからん状態だったので省きます。
上がると、関所の門のような構えの門を通って(結界?)お寺の本堂に到着。峡谷ではありますが、浅間山が見えます。
本堂の脇にも岩を穿って建てられたお堂がありました。
そこを通り過ぎると、小さな白山社の前を通って、手掘りと思しきトンネルをくぐります。
このあたりは、まあまあフラット。ヒール靴はお勧め出来ませんが、急傾斜はありません。最初の上りで、現世の辛さを味わい、天に達した後は楽が出来るという信仰のようなものを感じる立地です。
仰ぎ見たお堂に到達しました。
舞台に上がれます。
ここからの眺め、本堂のある辺りはこんな感じに見えます。
が、清水寺では全然平気なのに、このお堂の端まで寄って、見下ろすのが恐ろしくて出来ません。高所恐怖症のつもりはないのですが・・・清水寺に比べ、心もとないのであります。
天井には比較的最近の奉納と思われる画がはめられてました。
観音様の格子戸には色々な願いが書かれた絵馬が掛けられていました。尊者像はお堂の際に安置されていましたが、どなた様でしょうか(仏さまの像は殆ど撮らない方なのでスルーです)。
よく見ると、お堂の入り口を二頭の獅子が守っていましたが、丸めた前脚が猫を思わせ、なかなかラブリーです。
トンネルのそばにいる獅子さんは、飛鳥の像とも通じる大陸的な風貌でした。
来たのと反対側からトンネルと通ると、この岩肌にお堂を建てること自体がすごいけれど、その手前にこのトンネルを掘ったというところに信仰のすごさを感じます。
帰り道、途中にある山門らしきもの(草鞋と像がおさめられていますが、旧参道だったのでしょうか? 今はくぐることが出来ません)の柵のこちらから見上げてお堂とお別れです。
なお、この布引観音は「牛に引かれて善光寺参り」の伝承のお寺です。無信心な欲深ばあさんが、牛に布地を持って行かれてしまって、追いかけて、たどり着いたのが善光寺。実は牛は観音様で、信仰のありがたさにふれたばあさまは心を入れ替えたというお話は、子どもの頃、聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
善光寺さんのサイトのこのページにも書いてあります。
さて、そのあとは懐古園に戻り、駐車場に入りました。
昔小海線を走っていたC56が保存されています。私は小海線にC56が現役で通常運転で走っていたのを知る最後の世代かも?
ここで、ケチンボ夫婦(というか主張したのは連れ合いなんですが)は入園料が無料になる5時から懐古園に入ることにして、街を少々うろつきました。
線路をまたいで、レトロな雰囲気の小諸駅前を通って、以前も見た重文の大手門、停車場経由で懐古園に戻りましたが・・・
タダな訳です。もう暗くて、ライトアップもしていないので、紅葉を楽しむなんてとてもとても。先週木曜か金曜の朝に「見ごろです」とNHKのおはよう日本で放映された風情は全く分からんでした。
例え1時間に満たなくとも、日没前に入園料をケチらずに入るべきだったと反省です。だってひとりたったの300円なんですからね(^^ゞ まぁ、また来年がありますし、5年位前に紅葉の一端を楽しんでいますから、良いですけどね。
教訓:過ぎたケチは結局のところ損です!
なお、小諸駅のそばにある観光案内所「小諸市観光交流館」はとてもフレンドリーでいい感じでしたので、小諸にいらしたらぜひ寄ってみてはいかがでしょうか?