私にとってのモテキならぬバテキは、ゴールデンウィークの後から10月頭くらいまでらしいと分かりました。というのは、一昨年までしげく足を運んでいたシネマジャック&ベティについぞご無沙汰してしまって、最後に行ったのが昨年3月位だったからなのであります。

 以前は1年間の有効期限内に鑑賞1回につき押してもらうスタンプ5個(その後、消費税アップに伴い8個必要になったのですが(^^;))は割合に簡単に溜まって、無料鑑賞を楽しめていたのに、全く行かないので、昨年押してもらった一個は期限切れ間違いなしです。

 もう行かないから、メンバー更新もしないわと思っていた矢先に友人からの声かけで、「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」に行く事になりまして、それならば更新して、無料招待券をゲットしようという例によって例のごとくのケチ心がむくむく湧きました(初回入会時の費用以外は、更新時に1枚、誕生月に1枚、招待券をいただけるので、¥2000の年会費も実質的に無料みたいなものです)。 

 メンバー料金は本人とあと一人のみに適用という事で、後から参加希望した友人の分が通常料金になってしまったのですが、それでもチケット買っておいて良かったと思ったのは、ガストの早めランチの後、館内に入ってから。
 いや〜、レディースデーでも映画の日でもないのに、満席で、補助いすが出たんです。木曜日はメンズデー、それに還暦以上はシニア料金になるのはありますが、何しろ私たちが平均年齢より下なのがありありな顔ぶれで、皆さん、若き日に「アニー・ホール」とか「ミスター・グッドバーを探して」などで見た主演のダイアン・キートンの、素敵な年の重ねかたをご覧になりたかったのではないかと想像しました。

 もう一人の主役はモーガン・フリーマン。実に深々とした声色が魅力的ですよね。

 物語はかつて若い頃、画家とモデルとして出会い、黒人と白人という周囲の祝福を受けがたいカップルながら、結婚して、望んでいたのに子どもに恵まれないという残念さを乗り越えて、老年を迎えた夫婦が、窓からの景色も好きで、思い出がたくさんつまったNYはブルックリンのアパートメント(日本で言うマンションですな)を、エレベーターがないので、手放して、エレベーター付きの住居に引っ越そうというところから始まります。

 夫は余り気が進まないみたいだけれど、妻の姪っ子がやりて不動産業者で、サクサクと話しを進めていく一方、二人の愛犬が、突然具合が悪くなり、入院治療を受ける羽目に・・・日本でもそうですが、アメリカでも、ペットの医療費はものすごく高い。最初は費用の捻出に難色を示していた夫も、最後は「いくらかかってもいい」となりまして、夫婦仲は安泰。

 しかし、住居を売りに出している最中に、すぐそばの橋にテロリストが逃げ込んで・・・と物騒な話が舞いこみ、治安が悪いのなら、と希望価格が下落気味になってしまいます。

 日本とアメリカの不動産販売の違いを感じるのは、日本では不動産価格が提示されたところから、値切り交渉が始まるのに、アメリカではオークション方式で、購入希望者が購入価格を提示して、一番高い価格を付けた人が買う権利を手に入れるというところでした。

 でも、愛着ある住居を手放すために、面倒臭いオープンハウスをして、真面目に買う意思のある見学者も、冷やかし見学者も、家の中のものを勝手にいじる見学者も受け入れなっくちゃな時の、がっかりしたり、頭に来る気持ち、そして、本当に手放していいのか迷う気持ち、引っ越し先の物件探しをする時の気持ちなどは、日本もアメリカも共通なんだなと思いました。

 ようやくここなら引っ越しても良いという物件が出て来て、姪っ子が交渉して、何とか落着しそうというときに、今度はそちらの売り手が葛藤していたりして・・・というのは、いかにもありそうです。

 ネタバレになるので、ここまでにしておきましょうね。

 リアリティある現代の二人、そして、それぞれの思い出の中に現れる若い二人も時折登場して、二人がいかに愛情を築いてきたかを描いています。

 無理やり美魔女になろうとしないダイアン・キートンも素敵だし(といっても、やっぱりスリムだし、西洋人にありがちな巨漢のおばちゃんにはなっていなくて、とてもスタイルが良くて、痛い若作りじゃなくて、若々しいです)、どっしりと構え、愛情深く、ユーモアに満ちたモーガン・フリーマンも素敵です。

 こういう夫婦はいいなぁと思わせてくれる二人でした。だから、シニアなみなさんに人気なのね。ご自身の姿を重ねておられるのか、あるいは、自分の現実では有りえなかった憧れの夫婦像なのかな?

 テレビ映像を通して伝えられるだけの、いわば、危ないと言っても、直接実害がないテロリストらしい男性の騒動と、愛犬の闘病という事態以外、驚天動地の事件は起こらないし、大悪人も大悲劇もないストーリーですが、全く退屈することもなく、ついぞ眠たくなるお年頃のおばちゃん4人、みんな、お目目ぱっちりでした。

 映画の後は、マックでお安くお茶。

 伊勢佐木町のマックは二階もあって、結構ゆったり&ゆっくり過ごせるので、そうそう時間がないね、お安く済ませたいねという時に重宝しております。

 今年第一回目の映画、なかなか楽しうございました。💮

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