世の中で、しばしばうざがられるのが自慢。

 特に嫌がられるのは、学歴、職業、家柄等など。

 もちろん、学歴と職業には本人の努力に負うところも大きいのですが、本当に努力した人程、喧伝せず、自慢する人は、本人の場合、イマイチだったり、あとは大概、自分じゃなくてこどもや連れ合い、親族などの自慢だというケースが多いですね。

 特に女性の場合は「そんな優秀な家族を持つ、育てたワタシがエライ」が、往々にして感じられます。💦
 
 しかし、本人の努力ではいかんともしがたい事も人生にはままあります。例えば、生まれた家の経済力や、先天性の障がいや病気、先天性の能力などなど。

 ある面でラッキー、恵まれている事を知る人は、誰彼構わず自慢を吹きまくりはしない。それが思いやりであり、知性でもあります。だから、賢い人ほど、自分、家族にかかわらず学歴、職業、家柄自慢をしないですね。親しくなって、ふとした折に、実は・・と分かるもんです。

 聞いてて、楽しい自慢は、旅行とか買い物とか、体験型の自慢ではないでしょうか。とは言え度過ぎた高額な買い物などのひけらかし系の自慢は疎まれます。何かしらのコツなど、役に立つ情報や、笑える失敗談などがあってこそ、面白がって聞いてもらえると思います。

 私自身、こども達の小さい頃、母を末期癌で亡くし、また育てにくいこどもで、近所の友人いわく「甲斐さんは、あの頃、いつも髪を振り乱していた」状態でした。

  後になって、何人かの友人は、家族で海外旅行したり、私にはとても手の届かなかった楽しみを味わっていたと知りました。その頃には激大変時期ではなくなっていたので、ああ、そうか、と思うと共に、髪を振り乱していた当時に、自慢を控えてくれた思いやりをありがたく思いました。

  今の私は、時間に余裕もできて、日ごろの節約の成果をちょっぴり発散する機会もできました。かつてと逆に、今が超大変な友人にはそのことは言いません。 それは、決して見下しているのではなくて、 いっぱいいっぱいの時には、自分には手の届かないタイプの体験談はあんまり聞きたくないだろうなぁと、自分の経験から思うからです。

  という事は、体験系の自慢話を聞かされると言う事は、相手から今のあなたはそれなりに幸せに見えている事であり、自分と同じような体験に手が届く人と思われているからこその自慢話という事になります。

  たまーに、うらやましかったり、実は自分には無理!とズキンと来ることもありましょうが、悪意ある相手や、自慢話でステータスをひけらかしたいおばかさん以外からの自慢話は、聞かせて貰える事はありがたい事なんだなと思いますよ。

  で、その自慢話が楽しいかどうかは、話者のしゃべりのうまさ以上に、会話がキャッチボールできる人かどうかにかかってるんですよね。


   結論 体験系の話はblogに書くと、リアル会話でしゃべり切れなかった事まで網羅できます。blogならば見たくない人はスルーではた迷惑にはなりません・・・・・と言いつつ、あんまりだら長いとウザいですよね。f^_^;