なんだかんだと言いながら、結局買いましたよ、この本。




  書店のシンプルライフ、断捨離、ミニマリスト系の本を並べた「住まい」「家庭」系本棚に並んでいるものの中で、ぴぴっと来た1冊ですが、買っちゃえ!となったのは、著者様からコメントをいただいたのもないとは言いませんが、それ以上に、ほかの本と比べ「これは私のやり方です。良かったらヒントにしてください」というスタンスが合っていたというところでしょうか。あ、書店に1冊だけ残っていた初版だったというのもあるかも・・・なんだかんだ言いつつ結構「だけ」とか「限定」に弱いぢぶん(^^ゞ。

 実用書は「これが正しい」「こうしなさい」という語り口のものも多く、だらけた自分のためには、自分の主張をしっかり述べる上から目線の先生にいわば横っ面をひっぱたいていただくことも必要なんですが、私の現状と、生来の気質から「こうしろ!」系は、今はいいわ、なんでした。
 1冊本なり雑誌を買うためには、複数個所感心したり、共感しなくてはというマイルールがあるのですが、この本の押しつけがましいところが感じられないのが第一、紙類の多さに悩む自分にヒントとなる溶解サービスの紹介や、この本自体を手放しちゃっていいのよというお言葉があったのが第二、いくらなんでもスッキリし過ぎだろうというお部屋と服の持ち数紹介も、「ここまでやってる人がいるんだから、自分も少しは減らそうよ」というお手本として、見る価値ありというのが第三でした。

  その他、著者も宇津木式を試されていたり、旅行の持ち物が少ないなど、僅かとはいえ共通点があるのもポイントになりました。


  面白いと思ったことは、私は服や布製品をながもちさせるために、複数持ちして繰り回して使うのに、著者は真逆で、バージョンアップ、入替をするためには、長もちしちゃダメだから、持ち数を少なくするという点でした。

 ここは考え方や趣味の違いで、どちらが正しいと言う事はないんだと思います。

  私の事情を言いますと、普段着として家や近所の移動くらいの範囲で毎日着る服については、その日によって極端に着心地や動きやすさなどの機能が違って欲しくないというのがあり、同じものを3枚買います。2枚だと1枚よりはマシとはいえ、傷みが早いですが、3枚あると、かなり長持ちしますよ。4枚以上になるとかさばるし、管理が面倒になります。

  靴も然り。雨用、厳冬用などありますが、靴によってあまりに履き心地が違うのは普段履きについては避けたいから、2足か3足同じ型の色違いなんて買い方をします。

  寝間着にシーツや枕カバーも同様。2枚か3枚を繰り回しています。

  
  着心地、使い心地より管理のしやすさや見栄えを優先する場合は、適宜に傷んで交代、またはバージョンアップの機会を増やせるように、また収納場所も取らないで済むように、少数精鋭という事ですね。

  著者は衣服に関してはバージョンアップ派ですが、タオルは使いこんだくたくたをず〜っと使っていると書いておられるのも、面白いなと思った点でした。
  


 蛇足:宇津木式、未だに続けておりまして、少し前に会った友人曰く「色が白くなった、お肌がふっくらしている」とまるで宇津木先生が書いておられる通りのおほめの言葉を貰い、ビックリポンでありました(が、その友人も老眼エイジだから、100%額面通り受け取っていいのか疑問だな💦)。




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