と、なんとしたことか、私が予約を入れた時には空席だった真隣の席に、よりによって上品そうな奥様が・・・なんだって、ほかに席があるのに、真隣なんだぁ？　私みたいな上品とは言いがたいオバハンの隣だと嫌がれるかもね？と思いながら、彼女の顔も見ず、席に腰を下ろしたのでした。

　と・・・

　「甲斐さん」と呼ばれ、はっと隣を見ると、なんという奇遇。一緒に旅行行くこともあるし、つい最近もお誘いいただきランチしたばかりの親しい友人ではないですか。

　今まで映画館を出る時、または並んでいる時に知り合いや友人と遭遇したことはあるのですが、まさか一人で予約をいれた席の真隣に、しかも非常に親しい友人がビンゴで座っていたというのは初めてで、本当に驚きました。ちょいと大げさな言い方かもしれませんが、これは一種の奇跡だ！

　実は私は内心密かに、彼女に今日映画見るけど、もしかして買い物でこの町に来ているってことある？とメールしようか、いや、でも、過去にそれで全然マッチしたことないからやめとこうと思っていたところでした。一方、彼女も同じことを考えていたとわかって、本当に以心伝心。

　さらに言えば、時間のやりくりがついたら、せっかく交通費かけて外出したのだから、結構評判がいいらしいシン・ゴジラも見ちゃおうかしら、とほとんど席確保しかけていたのですが、どうもかなりばたばたになりそう。また転んだらいやだ・・・で予約を入れるのを諦めていたのです。もしも、BACK　TO　THE　FUTURE　PART2とシン・ゴジラの時間配分が良かったら、映画を見終えてから「ごめんね、次があるから、またね〜」と言って他のシアターに慌てて移動していた筈です。

　映画を見る前から「じゃ、一緒にランチしようね♪」と盛り上がってしまいました。(*^▽^*)

　お茶の間ロードショーで既視感がある場面もありましたが、やはり吹き替えではなくて、画面も大きいしで、楽しめました。

　何と、主人公たちがタイムトラベルでやってきたのは1985年から30年後の、つまり去年ですね。鉄腕アトムの描いた未来と同じように、過去に思い描いた未来のほうがかなり進んでいて、陸空両用自動車がびゅんびゅん走っていますが・・・

　笑えるのはシリーズ通しての悪役、ビフ・タネンがとある操作をして、またまた変わってしまった世界ではビフの姿が、ただいまの共和党の大統領候補のトランプさんみたいなのです。　私はトランプ氏の過激な発言や見かけくらいしか知らないので、相変わらず粗暴な成り上がりのビフとは相当違うんだろな（でないと大統領候補としては困りますよね）と思いつつも、大金持ちの金髪でガタイのいい体格などがダブって見えるのでした。

　そして、当時の字幕翻訳で、時代を感じたのは、片やは過去の自分と鉢合わせし、片やは未来の自分と鉢合わせし、ショックのあまり失神した主人公マーティの恋人のセリフが「若いわ」「オバンだわ」だったこと。若い方も何人かいらっしゃいましたが、オバンって今や死語ですから、何じゃそれ？だったのではと思います。

　主人公も恋人も、パパもママも博士も、敵役のビフも、過去、未来、現在、と複数出てきて入り乱れて、もぉ大変ですが、もちろん、特殊メイクもばっちりで、各人が入れ代わり立ち代わり現れるのが面白いのも人気を集めたのではないでしょうか？　

　　友人はパート1の時から子育てに突入していたので、先週はパート1も見たそうです。パート3の西部劇オマージュ編は土曜日からですが、ちょっと無理そうなのが残念。

　さて、映画の後は、軽く食事。カフェ・ド・クリエで映画の半券があると、特定のセットが10%オフというのを使って、アボガドとエビのサンドと紅茶を食べました。その間、窓の外ではものすごい土砂降りだったようですが、食事歓談を終えて移動する頃には太陽が顔を見せてまして、本日のびっくり二度目です。

　友人とはそこで別れ、一路、家のそばのファミレスへ。ここでも約1か月ぶりに会う友人を含めて、スイーツセットで談笑。

　照り降りの激しい１日でしたが、楽しく過ごせたのでした。

　それにしても・・・先月下旬から、映画いっぱい見てるなぁ。去年の同じころには名古屋でTHE　ICEを見ていたのに、１０周年の今年、まさかに小塚さんが出ないとは夢にも思っていませんでした。現役だろうと、引退していようと、THE　ICEは小塚さんのホームと思っていたので、愕然、茫然。　THE　ICEを見に行けていたら、映画なんて手が伸びていないに違いないのでした。(ノД`)・゜・。

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