素晴らしい天気でお祭り好適になりました。

 八ヶ岳山麓もこの週末はお祭りがいろいろ。

 清里では年々歳々大規模になり、シャトルバスまで出るようになって久しいカウンティフェア(ポール・ラッシュ祭)が開かれており、家人はそちらに行きましたが、私は地元の友人の車に乗せてもらい、お隣り長野県の富士見高原病院のお祭りに行きました。

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 富士見高原病院といえば、かつての結核療養所。「風立ちぬ」の作者、堀辰雄が婚約者の矢野綾子さんと入院していたところとして、もとい、若い方には宮崎アニメの「風立ちぬ」の舞台のモデルとして有名かも知れませんね。

 私の祖母もかつて堀さんたちと同時期に入所、八ヶ岳の風景に惚れ込んでしまったのが、そもそも八ヶ岳山麓と我が家の縁の始まりなんですが、今は地域の中核病院として、地元長野県のみならず隣接北杜市の人たちも大変お世話になっている病院で、晩年の祖母も父もお世話になりました。

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 かつては旧療養所の一棟だけが残っていましたが、維持管理が難しく、残念ながら数年前に撤去されてしまいました。壊す前に祖母を連れて来られたのは良かったです。

  昨日に続き今日も地元のお歴歴の挨拶、お披露目がありましたが、隣接地域のお偉いさんとして紹介されたのは、高校時代の隣のクラスの男子でした。

  ふと思いましたねぇ。大都市圏に出て、いわゆる一流企業に就職出来たとしても、頭角を現す事ができるのはほんの一握り。それより地元で地道に働いて、地域でひとかどになった方が正解じゃないかなって。

 多分、大都市圏に出た人の中には「お前ら、田舎もんだ」「ダサくて視野が狭い」とか言って辛くも溜飲を下げている人もいるんじゃないかなぁって思います。意外と元々都会に生まれ育って何代って人の方が、そういう見下し視点は持たない気が・・・・経験上します。

閑話休題

 富士見高原病院は破竹の勢いのようです。いろいろな地域のささえきれなくなった医療を請け負ったり、新たな施設建設をしたり、友人も高齢者福祉の関係者ですが、長野県の医療は素晴らしいと言っていました。

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  地元の方たちの迫力ある太鼓演奏をはじめ、ダンスなど様々なイベントがあり、驚いたことに無料でおふるまいの屋台。綿菓子は病院のお医者様がせっせと巻いているとの事でした。

  バザーで何も買わずに済ませ、院内のイベントも覗き、昨日のフォーラムでは健康寿命と平均寿命には10年の差がある(だから温泉活用をと繋がり)と聞いたのに、長野県ではその差が少なく、特に男性は最晩年の一年くらいが不健康という脅威の数字を掲示で見て、ビックリでした。

  そのビックリの理由のひとつは野菜が豊富なのにちがいない。

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  高原病院から徒歩圏の町役場界隈では農協祭も開催中。

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  下界の野菜が高騰の中、これで500円は普段より高いけど、ありがたいです。

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 ガーデンシクラメンがひとつ200円。かわいいビオラは、何と50円。しめて700円なり〜。ガーデンシクラメンのひとつはフリルがついてて、自宅界隈では珍しいです。

  こちらでもフラダンスや演奏などがあり、病院祭と掛け持ちもありそうでした。

  観光化されていない地元のお祭り、楽しませていただきました。m(._.)m