二年ぶりの横浜山手洋館のクリスマス、友人三人と一緒に散策しました。

  一応、一番回数多く来ているというので先立ちになったものの、最初にランチの店を探す時点で山手の丘に上る坂を間違えるなど、ありゃりゃな情けないガイド状態でありました。
  
  11時集合で、早めにランチにして正解でした。リセエンヌ小道なる元町メインから山側に一本入った場所で食事のあと、まずは外人墓地の脇を上がり、イギリス館へ。

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 他の館が年により様々な国のクリスマスをテーマに展示が変わるのと違い、唯一イギリス館だけは毎年イギリスがテーマ。今年はウ゛ィクトリア調のクリスマスということでディナーテーブル、東洋風の食器が豪華です。

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  続いて窓からの眺めがとてもきれいな111番館。かつてよく行った地下ティールーム、今もバラ尽くしでしょうか?

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  今年はスエーデン。オーロラをイメージしたファブリックが天井から吊されていました。

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   今年整備されたイギリス館の隣のローズガーデン。以前はつーつーだった道路に出るのに迷路になってました(笑)。冬のバラ、なかなか綺麗です。

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  少し歩きアルメニアのクリスマスの山手234番館。

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  アルメニアの民族衣装も展示されていましたし、アルメニアと関係ない常設展示品にこんな可愛いレコードもありました。SPレコードですね(と言ってもマニア以外の若い方には何それ?ですよね)。このかわいさ、復刻してくれないかしら?

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  赤い靴履いてた女の子♪

  この山手234番館は、窓からの紅葉がとても綺麗です。横浜で初めて見た真っ赤な紅葉です。

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  向かい側のエリスマン邸はフィンランド。シックで落ち着くクリスマス。

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  藁のオーナメントが可愛い!

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  お隣り、最も広いベーリックホールはベトナムの陽気なクリスマス。

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  ベトナムのサンタさんはホンダのバイクに乗ってやってくる??

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  ベーリックホールは絵になります。

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  京都に町家、横浜に洋館なーんちゃって。

  横浜は幕末までものすごい田舎だったわけですが(天領で、藩としては鎌倉に近い小さな六浦藩しかなかった)、この辺りに来ると、伝統的な町並みとは違う魅力をたたえていて、日本有数の魅力的な町並みだなと思います。

  さらに歩き外交官の家へ。こちら外壁塗装と2階の工事中で養生シートがかかり、展示はいつもより小さなスペースでしたが、超絶技巧の刺繍展示で、テーマは日本。日本っぽいという事はなくて、とにかく素晴らしい刺繍。その家元というか主催の先生もいらっしゃいましたが、お年を聞いてびっくりの若々しさ。気さくに余りに超絶技巧過ぎるドールハウス内の作品の説明をしてくださいました。

  超絶技巧過ぎる作品は目の良い年若な生徒さん作品一本の刺繍糸を二つにして刺すという繊細さで、我がスマホカメラでは無理。そこでかわゆいこんなのを。

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 テーブルまわりも素敵な刺繍作品がいっぱいでした。

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 祖母も母も刺繍は人に教えられるレベルな人たちでしたが、不器用な私には無理無理無理なので、眼福楽しませていただきました。

  テニスコートのそばにある山手68番館は割といつもスルーで申し訳ないのですが、遠くから来てくれた友人もいるので、今年もごめんなさいして、外交官の家のすぐ側、建物の規模感から言って、一番私でも住めるかもね感のある(現実は無理無理無理なんですけどね)ブラフ18番館を最後に見ました。

  ここのペパーミントグリーンと白の明るい内装、窓の広い開放感がが好きなんですよ。

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  2階寝室には最近取り壊された南区の洋館から寄贈されたというクラシカルなベッドが新展示されていました。素敵なインテリアです。

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  実は今日は普通の人は気付かないくらい、うっすらと富士山が見えていまして、残念ながら相当高性能カメラでないと写らないので、撮りませんでしたが、山手の丘からは富士山も見えるのでありますよ。

  紅葉より銀杏が多く、踏み締めて元町におりました。

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  歩き疲れ、石川町駅に近いコーヒーショップ、ポティエコーヒーで一休み。あまりに駅チカ過ぎてスルーしがちな店でしたが、この店、カウンターの奥にこじんまりスペースもあり、そこに座れたらゆっくり出来るのです。

  おしゃべりもたくさんの楽しい一日でした。