相変わらずブルーレイ録画、再生、削除だのダビングに追われています。

 断捨離したい事の一つに紙と電子ものの情報があるよな、とこのところずーっと思っていますが、それはさておき、再生した一本、一昨日辺りのあさイチがお断りの極意特集でした。

 コールセンターのクレーム対応達人、心理学者、銀座のママ、シナリオライター、精神科医など色んな分野の達人のアドバイスを見ていて、一番感じたのは、成功者は断るに当たりウダウダ悩まないんだな!でした。

 それを強く思ったのはイノッチの言葉。実験でママ友グループのリーダーから夢の実現のために、一口一万、出来たら10口の出資を頼まれるというのをマジックミラー付の部屋で行ったのですが、彼は、お金の話を持ち出したら即アウト。関係が切れても構わないという事をきっぱりと言いました。

 いつもの柔和な対応から想像するより、見方によってはキツイ。しかし、迷わず即断できるこの軸があっての今の彼なんだろうと納得出来ました。
 凡庸な私は、様々な場面でお断りに迷ってウダウダして来たものです。が、極小マネーは貸したまま帰らないが無いわけではありませんが、それなりの金額はNGで、詐欺師の手から逃れられた事もあります(既出ですが、週刊誌ネタにもなった有名な寸借詐欺師から、車のドアロックして財布が出せない、電車賃もなくバンドの出演時間に間に合わないから、お金を貸してくれといきなり永田町の通路で声かけられた事がありました。交通費にしては多過ぎの五千円貸してと言い出し、変だとすぐに気付きましたが)。概してセールスだのお金絡みには強いのはイノッチと同じです😸

  何といっても、私は渋ちんのけちん坊と知れ渡り、ネットワークビジネスの類は一切お誘いが来なくなりました(笑)。

  一番悩むのは、時間とお金の持ち出しになること(頼んできた人の直接的利益になる訳では無いが、参加費が掛かる事柄-例えば食事会など)に人間関係が絡む時でしょうか。

  あまり気が進まない集まりや、参加してしまうと労力持ち出しが恒常的になる事等。

  中には自治会、PTAのように、引き受けざるを得ない事もありますが、そういう時には、最初に飛び付き、一年こっきりやります、再選は無理です宣言したり、あらかじめこういう状況なので出来ない日がある等は話しておきます。また、どうにも出来ない時には代わりにこれならやれるは申し出た事があります。

  一番判断に苦しむのは、やりたい気持ちとやりたくない気持ちがせめぎ合う事柄ですね。例えば、行きたい集まりにどうも苦手な人が来るとか、行って顔を繋ぎたいけど、自分には費用がかかりすぎ等。

  断るノウハウは、亀の甲重ねた自分なら、まぁなんとかなると思いますが、自分の気持ちの落としところが難しい。

  そんな時にもイノッチみたいな人ならスパン!と結論が出せるんだろうなと思いますが、もしかしたら?で使うか使わないかわからん物を捨てられない人間には、この手の決断も苦手なようです(苦笑)。

  きっと、こういう時の判断が迅速な人は家もきれいなのにちがいない・・・・

  というのはさておき。

  若いうちは上下関係のある間柄での断りも難しいものでした。

  会社の上司、先輩などに対しては、給与査定に響くかもと思い、結婚すれば姻族に対し気まずい関係になりたくないと思い、年下の人や後輩にはええかっこしたいし、でNOを言うのが難しい時代がありました。

  それと別に、困っている人から頼まれたり、相手が喜んでくれるのを見るのが嬉しいってケースもありますよね。

  会社関係はなくなり、子育てになると実年齢の先輩後輩はほぼ無意味となり、フラットな関係になると、実情を言えば後腐れなく断れるようになりました。

 断られたから嫌われたとか、断るのは悪いこと、等と思わなければ、こじれないものですね。

  中には相手にそう思わせて、無理矢理なお願いを言って来たり、お断りすると暗くなる人もいない訳ではないですが、前者は切る、後者は説明すればわかってくれる人もいます。

 
  いまだに一番しんどいのが、特に嫁の立場の女性の姻族絡みでしょうか。
  
  あさイチでも、義妹から義父母との同居をお願いされたお嫁さんという方の例が出ました。このお嫁さん、いい方なのね、そして、婚家との関係も良いから悩むのね。

  ぶっちゃけ、婚家との関係が良い方が悩み深いと思います。嫁のつとめとか、人としての優しさ等を問われると(私たち世代くらいは、戦前生まれの親世代から、薄められたとはいえ、親に孝、君に忠という教育勅語的な刷り込みもされていますし)、正論を言うのは人で無しに思われて来たりする事もあるのでは?と思います。

  姻族との関係が良くないと、かなりヘビーな悩みになり得ますが、お断りという事に関してはかえってよろしいのではないでしょうか?  自分や家族に何かとよくして来てくれた人たちだと、お断りを言うのに、心がしくしくすることもあると思うし、心優しい方だと、NOを言うのがはばかられ、ついつい過剰な負担になりそうなお願いを頑張って引き受けてしまう事もありうるかとは思うのですが、本音ではあまり又は全然付き合いたくないようや関係になっているならば、心置きなくNOが言えるというメリットがあるかと・・・(^-^;

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