40年ぶりに雨続きの8月だとか。ここ八ヶ岳も毎日雨で、さわやかーっ!という夏らしさは皆無です。

 とは言え、長年の経験から、寒い目の夏用の服は持って来ているので、何とか凌ぎつつ、体が冷えるので、トイレに行く回数がやたらと増えてます。

  散歩すらはばかられる降りなので、徒歩圏の農産物売り場も行っていませんが、きっと品目少なくお値段高めでしょうね。

  8月頭の台風といい、本当におかしな気候です。

 さて、そんな中、家人がタブレットの接続を心置きなく出来る場所として、隣町の図書館に行き、私はどっさりこと本を借りて来ました。

  実質日本一の人口を擁する自治体(東京都は特別区なので、区自体が一つの市みたいなもの区長は選挙で決められますが、横浜市の区は単なる行政区分で区長は公務員です)である横浜市では、新着書籍は、知った段階で二桁、多いと三桁、下手すりゃ四桁の予約が入り、とてもじゃないが最初に手に取るなんて出来ませんが、北杜市の図書館では新しい本との出会い率が高いです。

  昨日は「拉致と日本人」、今日は「爆買いされる日本の領土」と、全く真逆と言っていい感じの2冊を読みました。

  前者は、北朝鮮による拉致被害が政治の道具にされていること、取り分け現政権中枢が口先ばかりと、元家族会の蓮池さん(拉致されていたご本人の兄上)が呆れる一方、拉致の話のためにますますの差別虐待を受けたという在日韓国人の辛淑玉さんの対談で、沖縄に対する差別や無策についても触れています。

  印象的だったのは、大陸でやってきた事に対する報復への恐怖、きちんと歴史認識していないが故の嫌韓、嫌中があるのではないか、という意味合いの部分でした。

  で、今日読んだ後者は、著者が今や御用新聞という見方をされる事の多い産経新聞記者という部分で、私にはどうしてもバイアスがかかってしまうのでしたが、タイトルからして「爆買いされる日本の土地」とか「不動産」で良いのに、と感じましたが、それは売るための方策で仕方ないのかもとは思いました。

  北海道で中国系、もしくは関係が深いと思われる企業による水源を含む奥地が次々に買い取られている、中には防衛上、どうかと思う地点まで。彼らはかつて中国の要人が言った「40年後には日本はない」を実現するために、中国人だけのアンタッチャブルな街を築くのではないか、という想像に基づいて書かれています。

  他に佐渡、韓国人による実効支配が行われているのではないかという対馬などの様子も描かれています。

  その裏には高齢化が進み、若者がいなくなり、言い値以上で土地や建物を買ってくれるなら御の字の地主や、大都市圏の繁栄からも、観光地としての賑わいからも取り残された自治体の必死さがあるとも書かれています。

  うわぁ、これは大変! 日中友好とか、アジアの皆さん、来てくれてありがとう!なんて言ってる私は脳天気過ぎかも?


  とも思うのですが、素直に共感出来ないのは、中国怖い何するかわからない、韓国あくどいと書いてる一方で、アメリカ合衆国が敗戦国日本のあちこちに基地を作り、ことに沖縄では、焼き尽くしたのみならず、旧帝国陸海軍施設の収容転用ではなく、無理矢理一般住民を立ち退きさせて基地を造った(というのは、昨年のNHK終戦特集で放映されています)事をはじめとして、日本とは対等な国同士の関係ではない事がまかり通っているのに、それについてはあたかも何もないかのようにスルーされているからです。

  両方取り上げて、比較するとか、今の日米関係について批判でも擁護でもしていたら、説得力があったかも知れませんが。

  中国が北海道を彼らの新しい省にするというなら、星条旗の新しい星の一つになりかねない方は構わないんですかね?
   
  確かに、ハワイとチベットを比べるとハワイの方が幸せそうには見えますが、ハワイの人たちが本当に納得してアメリカの一部になったのやら。映画、プリンセス・カイウラニを見た身としては、疑問に感じます。

  という事で、安易な不動産売買に対しては、相手の国籍を問わず、もっと危機意識を持った方が良いとは感じましたが、バランスを欠いた視野だなとも思いました。

  予断に基づいて取材をしているから、実際に直接政治家とやり取りした当事者が語っている前者の描写に比べると、力みと偏向が感じられました。

  てな感じの本を読んだあとは、群ようこさんの軽快エッセイや松浦弥太郎さんのプチッと説教モードの本を斜め読みしたり、積ん読してます。

  雨天続きの8月、記録更新はしませんよーに!