朝、ちょっと気分が下がる出来事がありました。空の色もどよよ〜んの相乗効果です。

 洗濯物がカラリと乾かない、こんな日に家に篭ると尚更落ち込みそう。

 そこで!
 今月が期限の招待券を使うべく、夏休み前半のあさイチの特撰エンタで紹介していたハイジを見に、久しぶりにシネマ・ジャック&ベティに行くことにしました。

 水曜レディースデーたけど、雨模様。混み具合はどうかな?と思いつつ、開演30分切れるくらいに到着。整理番号66でした。大型シアターではないですから、66というのは結構な数字です。

 日本人は本当にハイジが好きですね〜。

 この夏に行った正式名称、山梨県立フラワーセンターもテコ入れに初期宮崎アニメの傑作ハイジと提携、ハイジの村を名乗っていますし、このアニメ以外にも実写作品があり、私はこどもの頃に見ました。

  いよいよ映画の始まり。客席はほぼ満席。圧倒的に中年以降の女性が多いですが、男性もちらほら。私の左もお一人様男性でした。

  物語は私年代の女性なら、たいがいご存知では?と思うので、ネタバレタブーないですね(-^〇^-)

  特撰エンタの青木さんが、このペーターがね、と言ってましたが、かつて見たハイジのペーターは、ウィーン少年合唱団にいても良さそうな碧眼の優等生タイプだったように記憶しています。

  今、証拠はないかと本棚の奥の埃を拭き取りながら、むかーしの映画のプログラムのたまり場を見ましたが、なかったです。もしかしたら山の家にあるかしら? 余談ですが、公開当時の「耳をすませば」のプログラムがあり、今をときめく高橋一生さんのお名前が声優さんクレジットの下の方に役名無しで載ってましたよ。

  というのは置いて、本編のペーターはガッシリした逞しい体形で、決してかわいいお利口さんタイプではなく、意地悪はしないけど、ちょっと食い意地の張った少し男前のジャイアンという感じです。欧米系映画で時折見かける鼻先がちょい上向きのいたずらっ子っぽい顔立ち。

  なので、ペーターに端正さを求める向きにはあららかもですが、私は深く険しい山里で山羊飼いするには、このペーターだなと思いました。

  ハイジはお目目ぱっちり。懐にパッと飛び込むタイプで、最初は頑なな態度を取ったおんじが、いつのまにかハイジがいる楽しさを知り、徐々に変人返上して行きます。このおんじも、いかつい顔立ちで、変人と呼ばれたのに相応しい容貌。だからこそ心を開いていくのがわかります。

  クララの容貌は従来のイメージ踏襲。金髪碧眼のきれいな子。アニメのクララと同じようなロングヘアー。

  ロッテンマイヤーさんは思っていたより若々しく、この作品では実業家のクララの父にちょいほの字みたいにみえました。執事のおじさんや、ロッテンマイヤーの堅物ぶりにうんざり気味で新鮮な風を吹き込むハイジに好意的なメイドさんなどは、過去の作品の扱いを覚えていません。

  この映画で印象的なのは、スイスアルプスの景色。

  八ヶ岳南麓には、かつて「スイスより素晴らしい!」と牧場を開かれたという農水省の官僚がいらしたそうですが、やっぱりスイスはスイスだ!

  何しろ傾斜度と山への近さが違います。間近に北岳以上の山々をド迫力で見られる感じで、とても美しいのですが、住むのはかなり大変そう。学校へ通うようになったハイジが通学の厳しい冬季に住むという麓の村ですら、かなり傾斜があり、何かと大変そう。

  しかし、ハイジもペーターもアルプスの花や草に囲まれ、山岳を見て、ちょっとした事で笑い、大好きな場所です。

  叔母の策略でクララの遊び相手としてフランクフルトへ行ったハイジは、高い塔からも山が見えず、ホームシックになるのは有名なくだりです。
  
  この辺りで、日本人のハイジ好きの理由が腑に落ちました。

  ハイジは便利な大都会より、素朴な田舎、故郷がいいぞ!と賛美している作品。田舎から大都市圏に出て、美しい自然に恵まれた山や海から離れてしまい、都会の流儀に合わせて暮らさなくてはだった近現代の多くの日本人の心にキュンと来たのではないでしょうか?

   本当はハイジみたいに帰り、そのまま居続けたい故郷だけど、それでは生活が立ち行かないと都会に慣れて行かざるを得ない。だからこそ、ハイジには盛大に田舎の良さを感じてもらいたい!

 と、ハイジに自らの故郷への思いを託すことが出来、ハイジがそれを体現してくれたいるから、多くの日本人がハイジを好きなのではないかなぁ?と思ったのですが。

  最初はかわいい女の子に見えていたハイジ。物語が進むうちに、宮崎あおいさんに似ていると思えてきました。もちろん、年齢は全然違うのですが、
目がキラキラして、笑顔が人懐こい。

  ボブという名の猫の中島美嘉さんといい、どうも外国映画で初めて見る俳優さんや女優さんを誰かと重ねてしまうくせがあります。

  本当は朝ドラで、いい人たちなんだけど、ストーリー作成能力がイマイチで芽が出ない漫画家コンビの一人を演じている岡山天音さんが主演の映画もみたかったのですが、時間的余裕がなくて残念!

  映画を終えて、大岡川沿いに出ると、ディープヨコハマはもやってました。

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 上の写真で真ん中辺りに中層ビルの後ろで半分しか見えないのが、ランドマークタワーです。

  川沿いを歩くと、えらくちまちま仕切られている二階建ての簡易建築に毛が生えたみたいな建物がところどころにあるのですが、そこがかつてはあいまい宿、すなわち売春宿だったと若い人たちは知らないでしょうね。

  という私も地元紙で報じられた浄化運動など、文字情報でしか知らず、往事はこの辺りは物騒と言うイメージで、シネマ・ジャック&ベティに通うようになるまで、全く歩いたことがなかったのですが・・・。

  浄化って言葉は、こと、人に関しては危険な場合もありますが、この界隈に関しては、普通に歩けるようになってよかったのかな?